三菱自動車が2017年3月7日〜19日までスイス・ジュネーブで開催される第87回ジュネーブ国際モーターショー(以下ジュネーブショー)において、新型コンパクトSUV「エクリプス クロス」を世界初披露することは以前にも伝えたが、その詳細が発表された。

RVRとアウトランダーの中間サイズのクーペSUV

「エクリプス クロス」は、コンパクトSUV「ASX(日本名RVR)」とミッドサイズSUV「アウトランダー」および「アウトランダーPHEV」との中間のサイズにあたる、新型コンパクトSUVだ。
基本デザインは、2013 東京モーターショーに出展された「コンセプトXR-PHEV」をベースとしている。
ベルトラインやボディサイドの強いキャラクターラインによるウエッジシェイプや前傾したリアウインドー、テールゲートを直線的に落とし込みオーバーハングを切り詰めたリアエンド、アスリートが持つ力強さをイメージした大きく張り出した筋肉質な前後フェンダー等により、シャープでダイナミックなクーペSUVフォルムとしている。
フロントマスクは、三菱のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用。リアビューでは、高い位置に配されたリアコンビランプがリアウインドーを上下に二分割するデザインが個性的だ。
ボディカラーのレッドは、通常の上塗り塗装の上に、さらに半透明のレッドとクリア層を塗り重ねた彩度が高い高品質なカラーだ。

インテリアはブラックとシルバーのモノトーンとし、水平基調のインストルメントパネルと立体的なシルバー加飾によって、スポーティでありながら上質な室内空間としている。
また、薄型のスマートフォン連携ディスプレイオーディオやヘッドアップディスプレイを搭載して、先進的なイメージの運転席を目指している。
スタイリッシュなクーペSUVフォルムだが、6:4分割リアシートにロングスライド&多段階リクライニング機構を採用して、室内空間と荷室の実用性を確保している。

コネクティビティでは、スマートフォン連携ディスプレイオーディオ、タッチパッドコントローラー、カラーヘッドアップディスプレイを搭載し、利便性と安全性を追求している。

ダウンサイジング直噴ターボとクリーンディーゼルターボを搭載。日本デビューは2017年度中?

四輪制御技術では、走行状況や路面状態により後輪へ伝達するトルクを常に適切に配分する電子制御4WDを搭載。これにAYCブレーキ制御を追加した車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を採用している。
ボディのフロント部を3点式のストラットタワーバーで補強し、リアまわりを重点的に構造用接着剤を採用することで高剛性化したボディや、細部にわたり最適化を図ったサスペンションなどと相まって、意のままの操縦性と卓越した安定性を実現している。

搭載されるパワートレーンは、1.5Lダウンサイジング直噴ターボ+CVTと、2.2Lクリーンディーゼルターボ+8ATの2種。

エクリプス クロスは2017年秋からヨーロッパで発売され、’17年度中には日本でも発売予定。その後、北米やオーストラリアなどへも展開する予定だ。
駆動方式には2WD(FF)も設定される予定だが、PHEVは今のところ計画されていないという。

エクリプス クロス(ジュネーブショー出品車) 主要諸元

全長×全幅×全高:4405×1805×1685mm
ホイールベース:2670mm
トレッド 前/後:1545/1545mm
エンジン/トランスミッション:1.5Lダウンサイジング直噴ターボ/CVT または 2.2Lクリーンディーゼルターボ/8AT
駆動方式:電子制御4WD

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