BMW X6が雪景色を背景に駆け抜ける映像、そのタイトルは「Frozen Romania」
スポーツ性能と積載・利便性を持つSUVに、クーペかのようなスタイリッシュなシルエットを併せ持つSUVクーペ。多くのメーカーがこのジャンルに新モデルを投入する、世界中で人気のセグメントだ。その先駆けとして2008年に発表され、ベンチマークにもなっているBMW X6。そのX6がルーマニアの美しい景色の中を駆け抜ける短編動画が公開されている。
動画に登場するのはBMW X6 M50d。381ps/740Nmを発生する直列6気筒の3Lツインターボディーゼルエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデルだ。
動画に収録されているルーマニアの景色は街並みから城郭、国道や自然公園などさまざま。撮影/編集したのはStanlyとKatyaというふたり。気温-20℃を記録し、1日で約50cmもの雪の積もるルーマニアの山々を探索しながら、東欧独特の凍てついた景色を撮影したのだという。撮影者のひとりStanly氏は「雪と氷で覆われた山道や荒れた路面状況でも、BMW X6 M50dは時間通りにそして安全に目的地へと運んでくれた」と語ったという。
この短編映画「Frozen Romania」は、https://vimeo.com/206027365で見ることができる。
このプロジェクトで撮影された10カ所、そのなかのいくつかを紹介しよう
■トランスファガラシャン:舗装路の最高標高地点が2034mにもなる国道(DN7C)で、連続するヘアピンやワインディング、さらには絶景などを堪能でき「世界で最も美しい道」とも言われている。
■ペレス城(00:30〜):20世紀初頭、当時のルーマニア王カロル一世によって離宮、別荘として建てられた城。“夏の離宮”とも呼ばれ、豊かな自然に囲まれたルネッサンス様式の美しい青い屋根が特徴。「ルーマニアで最も壮麗な城」として、人気のスポットとなっている。
■ルシュノフ要塞(00:49〜):アメリカの旅行雑誌で「世界で最も美しい雪化粧の城10選」に選ばれている。13世紀ごろドイツ騎士団によって建てられた城塞で、防壁の内側には30以上もの家屋や教会、学校などがある。城塞そのものがまるでひとつの街かのような造りになっている。
■ブラン城(00:57〜):ルーマニア南部、13世紀に建てられたとされるブラン城は、小説「吸血鬼ドラキュラ」の舞台として有名な城だ。別名ドラキュラ公とも呼ばれるヴラド・ツェペシュに縁がある城であり、このことから“ドラキュラ城”として日本でも知られている。