
スモークドガラスのサンルーフは標準装備だった。
初代アコードワゴンってどんなクルマ?
アメリカで設計/開発/生産され、日本に逆輸入されたのが初代アコードワゴンだ。1991年4月3日発表、発売は4月4日だ。
コンセプトの立案、デザイン、設計、開発をホンダR&Dノースアメリカ(HRA)、金型など生産設備をホンダ・エンジニアリング・ノースアメリカ(EGA)がそれぞれ担当して、ホンダ・オブ・アメリカ・マニファクチャリング(HAM)で生産された。
生まれも育ちもアメリカの本格的な現地開発・生産のモデルだ。そして、このアコードワゴンは。アメリカや日本だけでなく、ヨーロッパでも販売する国際戦略車だった。
エアロダイナミクスに優れたフォルムを基本に、スタイリッシュで実用性に優れたデザインが大きな特長だ。この全体的に理知的でどことなくアメリカンな雰囲気が人気を博し、日本においては好調な販売を記録した。

テールゲートはバンパーの上部から大きく開口させ、重い荷物や大きな荷物などの積み降ろしが容易にできる設計。

リアシートは、荷物の量に応じてシートバックを別々に倒せる6:4分割可倒式タイプとし、フルフラット時には1240×1700mmのビッグなカーゴスペースを確保。

継ぎ目がなくインテリアと一体化した高質感あふれるインストルメントパネルを採用。トランスミッションは4速AT。
発売当時は2.2iのワングレードで、車両価格は270万円(東京)。
アコードワゴン2.2iの主要諸元
全長×全幅×全高:4725×1725×1440mm
ホイールベース:2720mm
車両重量:1430kg
エンジン:F22A 直4SOHC 2156cc
最高出力:140ps/最大トルク:19.6kgm
トランスミッション:4速AT
燃費:9.1km/L(10モード)
1991年【平成3年】には何があった?
ニュース
●横綱・千代の富士引退、若貴ブーム
●ジュリアナ東京オープン
●雲仙普賢岳で火砕流発生
ヒット曲
●ラブ・ストーリーは突然に 小田和正
●SAY YES CHAGE&ASKA
●愛は勝つ KAN
●どんなときも。 槇原敬之
●はじまりはいつも雨 ASKA

アメリカンな雰囲気のスタイリッシュワゴンで、当時の若者に人気だった。