麗菜とは対照的に、スーパーテクニックの持ち主であり性格は至ってクール。そんな愛華は麗菜と同居する前は、地元・群馬で伝説的な存在の走り屋でした。当時の愛車はインプレッサWRX STIです。
地元・群馬の榛名山で向かうところ敵なしだった愛華。「ブルーゴースト」とあだ名されたインプレッサWRXを駆り、群馬時代に唯一勝てなかったのがSAWAKEN塾長に再び勝負を挑む。(ⓒSTUDIO TRON)
東京で麗菜と同居することになった愛華は、麗菜の母からポルシェ968CSを借り受けることに。968はFRポルシェの最終シリーズですが、中でもCS(クラブスポーツ)は、リアシートが外されるなど装備が簡素化されてノーマル比で50kgの軽量化を実現、さらに本格スポーツセッティングのサスペンションが装着された硬派なモデルでした。

上京を機に、麗菜の母からポルシェ968CSを貸与されます。(ⓒSTUDIO TRON)
サキュバス三姉妹の次女・魔琴が駆るディアブロGTとの最高速バトルで麗菜はシフトミス、愛車カレラRSのエンジンをブローさせてしまいます。再戦を挑むサキュバス三姉妹に、麗菜の仇討ちとして愛華が選んだのは実在した伝説の930ターボ「ミッドナイト・ポルシェ」。外観はノーマル然としているが、中身はポルシェ本社がレーシングカーのパーツを使って組み上げた伝説のマシンです。

実在した伝説の930ターボを愛華が駆る!(ⓒSTUDIO TRON)
ほかにも、996型カレラGT3、マツダRX-7など、愛華の愛車はみな走り重視のマシンたちでした。
というわけで、明日も「カノカレ」にまつわるさまざまなエピソードや誌面の一部なども紹介していく予定です。麻宮ファンの皆様、スポーツカー好きの皆様、そしてなによりクルマが好きな皆様、ホリデーオート編集部が総力を上げて編集した「彼女のカレラFAN BOOK」に乞うご期待!