2017年末スペシャルとして、歴代マツダ(初代はユーノスだが)・ロードスターのディテールを紹介しよう。まずは初代のNA型ユーノス・ロードスターだ。
初代 NA型(1989〜1997)

日本では1989年9月に「ユーノス・ロードスター」として登場した。

取材車のグレードは、1990年7月に追加されたVスペシャル。

初代ロータス・エランを彷彿とさせるスタイルは世界中で人気を呼んだ。

クローズド・スタイルのまとまりもいい。リアウインドーはビニール製だった。

当初のエンジンは1.6L DOHC。93年のマイナーチェンジで1.8Lを搭載。

タン(淡い茶色)の内装とナルディ製本革ステアリングはVスペシャル専用。

2眼メーターの周囲に燃料/油圧/水温計とインジケータを配置。

5速MTのシフトノブとパーキングブレーキレバーもウッド製だ。

タンの本革シートもVスペシャル専用アイテムだった。

ヘッドランプはリトラクタブル式。パッシングはアップしてから。

リアコンビランプはMoMa(ニューヨーク近代美術館)に永久収蔵された。

センターカバー付きアルミホイールに185/60R14タイヤを履く。

独特の書体のエンブレムは左リアコンビランプそばに付けられた。

1トンを切る車重での軽快な走りの楽しさは、今も変わらない。
ユーノス・ロードスター Vスペシャル(1990年式) 主要諸元
全長×全幅×全高=3970×1675×1235mm
ホイールベース=2265mm
車重=950kg
エンジン=直4DOHC・1597cc
最高出力=120ps/6500rpm
最大トルク=14.0kgm/5500rpm
タイヤサイズ=185/60R14
当時の価格=218万5660円(消費税3%含む)