クラシックスタイルのオープンモデルで丸みを帯びた女性的な印象を抱く、光岡自動車のフラッグシップカー「Himiko」。3代目のマツダ ロードスター(NC型)をベースにフロントタイヤを前方へ700mmもスライドさせ、ホイールベースを3030mm、全長を4575mmにストレッチという大改造を施されたモデルだ。その独特で強い個性を放つエクステリアから、根強いファンがいることでも有名である。

光岡Himikoのフルモデルチェンジは2018年2月だ

ただ、Himikoのベースモデルは2015年に4代目(ND型)へとフルモデルチェンジしている。そのため、2017年9月に限定発売された特別仕様車「Himiko 乱〈RAN〉」が最終モデルではないかと、その去就と次期モデルの存在が噂されていた。

画像: 欧州で販売されている左ハンドル仕様の光岡自動車 Himiko。内外装が特別仕様なのだという。

欧州で販売されている左ハンドル仕様の光岡自動車 Himiko。内外装が特別仕様なのだという。

そんななか、2017年12月中旬に1枚のプレスリリースが光岡自動車から発表された。内容はモナコ公国に販売代理店を設置した、というもの。欧州市場向けに左ハンドル仕様を販売するため、2015年からイギリスでの販売代理店を展開していた光岡自動車は、欧州展開第二弾としてモナコを選んだようだ。F1やWRCなどモータースポーツの開催で知られ、富裕層の集まる特性を活かして欧州での情報発信基地としての使命も担っているという。

ここまでは次期モデルと関係のない内容だが、その最後に“2018年にフルモデルチェンジを施した新型「Himiko」の投入を予定”とだけ書いてある。その時期や詳細には触れられていない。

これと同時期、光岡自動車のHPに特設ページが設置された。

光岡自動車関係者に聞いてみたものの口はかたく、映像から判断するしかない

そこでは「All New,All Beautiful -Feb,2018- will be born」とあり、そのバックでは赤いオープンモデルが走る映像が流れている。クラシックな丸いヘッドライトになだらかなフェンダーライン、新型Himikoのティーザーサイトのようだ。ただ、走っているクルマをよく見るとドアやメーターのデザインなどから、現行のマツダ ロードスター(ND型)をベースにしているのはないかと思わせる部分もある。

現行Himikoは電動ハードトップのロードスターRHT(NC型)をベースにしていることから、次期型のベースにリトラクタブルファストバックの意味を持つロードスターRFを採用する可能性もあると考えていたが、映像ではソフトトップだ。

そして内装、タコメーターをよく見てみると7000rpmからゼブラゾーンが始まっていることがわかる。ここだけで判断するなら搭載エンジンは1.5L直4DOHCエンジンだろう。RFに搭載される2L直4エンジンは6500rpmからゼブラゾーンとなるためだ。

さらに、映像では現行モデル同様フロントをストレッチさせる手法をとっているようにも見えるが、どれほどのサイズなのか薄暗いためはっきりとはわからない。ちなみに特設サイトにカウントダウンが表示されている。おそらく発表日までの時間であろう。逆算すると2018年2月22日となる。まだ2カ月ほど先だ。どんなスタイリングに仕上がってくるのかいまから楽しみである。

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