マットなブルーがひときわ似合う!『ランボルギーニ ウラカン・ペルフォルマンテ・スパイダー』
スパイダーにも『ペルフォルマンテ』が新たに追加設定された。最適な空力性能をアクティブに制御するALA(エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーバ)などのエアロ武装に加え、スタンダードなウラカン・スパイダーに対し35kg軽量化された。
吸排気系の改良によってさらに鋭いレスポンスとパワー/トルクの向上を実現した5.2L V10(最高出力は640ps、最大トルクは61.2kg)を搭載して、アグレッシブなスポーツ走行を可能にしている。
写真ではわかりづらいかもしれないけれど、華やかさと硬質感が溢れるマットなブルーが、スパイダーのルックスにとてもよく似合う。
ヴィンケルマンCEOは何を変える?『プガッティ シロン・スポーツ』
約18kgの「軽さ」で新しさをアピールする『シロン・スポーツ』だが、同時にトルク・ベクタリング機能を追加設定するなど、特別なスーパースポーツとしてのカリスマ性もまたしっかり引き上げられている。
2018年1月からは、ステファン・ヴィンケルマン氏が社長兼CEOに就任して、話題となった。かつてランボルギーニのブランド力を飛躍的に向上させた立役者が、屈指のプレミアムスポーツブランドにどんな喝!を与えるのか、これからのブカッティに興味津々だ。
GT3カップカーのノウハウがスペック以上の信頼性を生む『ポルシェ911GT3 RS』
慣れというのは恐ろしい。ジュネーブショーでお披露目されたモンスターマシンたちの公表値を見ていると、最高速度300km/h超えとか0➡100km/h加速3秒台といった数値に、あまり驚かなくなってくる。
ポルシェがワールドプレミアした『911 GT3 RS』のパフォーマンスデータはそれぞれ312km/hと3.2秒。凄いけれど、物凄い!とは感じない。
このクルマの本質は、数値で語るものとは別の領域にある。一言で言えば、ドライバーがへこたれない限り限界走行をひたすらに続けることができる圧倒的持久力、といったところだろうか。
9000rpmまでゲージが、刻まれたレブカウンターが象徴する「高回転型」コンセプトは、サーキット走行を前提に、タフでソリッドなメカニズムが採用されている。オイル供給の確実性を高めるシステムなども含めて、すべてはカップカーレースからフィードバックされた本物のコンペティションクオリティだ。
オーナーになるなら、財力だけでなくそうとう強靭な体力も必要になりそうだ。
世界限定25台のドリームカーが目の前に!『アストンマーティン ヴァルキリー AMR PRO』
車両重量が1000kgでマックスパワーは1100ps超。パワーウエイトレシオを計算すると0.9kg/psとなる。何かの間違いのような前代未聞のハイスペックを掲げてあらゆるスーパーカーたちを青ざめさせているのが『ヴァルキリー』のサーキット専用モデル『AMR PRO』だ。
6.5L のV型12気筒NAエンジンをミッドシップしたスタイリングは、スタイリッシュなエアロドレスをまとうフォーミュラワン、という出で立ち。レッドブルレーシングとのコラボレーションは、中身だけでなく見た目でも他を寄せ付けないハイパフォーマンスぶりをアピールしている。
残念ながら?世界限定25台はすでに完売しているらしい。一庶民としては実車を前に、せめてオーナーになった自分のカーライフを想像してみようと試みた。けれど玉砕。想像すら追い付かないほど、雲の上にある存在であることを実感したのだった。