カローラ・スプリンターってどんなクルマ?
1966年に初代が登場したカローラ。その2年後、カローラにファストバックスタイルの2ドアモデルが追加された。このモデルが「カローラ・スプリンター」だ。
発表は1968年4月8日、発売が5月1日になる。2ドアのファストバックながら、リリースでは「新しいタイプの5人乗りセダン」と呼んでいるのが面白い。
グレードは標準タイプ/デラックス/SLの3種類。これにフロアシフト/コラムシフト/トヨグライドの3種類のトランスミッションを組み合わせた7車種を用意し、ユーザーの多様な好みに応えていた(SLはフロアシフトのみ)。
初代が発売された時には、「スプリンター」はイコール「カローラの2ドアファストバック」を意味する、一種のグレード名という扱いだったが、1970年に登場した2代目からは、カローラのネーミングが取れ「スプリンター」という独立した車名になっている。同時にカローラ名では「カローラクーペ」が登場した。
1971年、2代目のマイナーチェンジが行われた際、スプリンターに「4ドアセダン」が追加され、名実ともにカローラの姉妹車種となった。

当時のカタログより。グレードはスプリンター・デラックス。

最上級グレード「SL」。

インテリア。このモデルは4速フロアシフト仕様。

トランスミッションは3種類を用意。4速のフロアシフトMT/4速コラムシフトMT/2速ATの「トヨグライド」。

初代カローラ・スプリンターの表紙。
車両価格(当時・4速MT)
カローラスプリンター 48万7000円
カローラスプリンター デラックス 52万5000円
カローラスプリンター SL 58万7000円
※東京。トヨグライド(2速AT)は3万8000円高。
1968年(昭和43年)には何があった?
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