7月3日に販売が開始されたフォルクスワーゲンの新型ポロGTI。先代よりも+8ps/70Nmもパワーアップした2Lターボ(TSI)エンジンを搭載したのが特徴だが、実際に乗ってみるとどんな走り味なのか。モータージャーナリストの瀬在仁志氏のインプレッションです。

新型ポロGTIって?

ポロGTIは、現行ゴルフと見紛うばかりのサイズ感のボディに、200㎰/320Nmを発生する2LターボのTSIエンジンを搭載。今年日本に上陸したばかりの新型ポロ・ベースモデルが、95㎰/175Nmの3気筒1Lターボエンジンだから、スケールもスペックもほぼ倍。ボディの大きさに相応しい、ハイスペックが与えられたと言っていい。

トランスミッションは、ノーマルポロの7速DSGに対し、ポロGTIは6速DSGとなる。

画像: ポロGTIのインパネ。ベルベットレッドのダッシュパネルは派手すぎず高級感がある。チェック柄のファブリックシートや赤いステッチなど、GTIのアイコンがちりばめられる。

ポロGTIのインパネ。ベルベットレッドのダッシュパネルは派手すぎず高級感がある。チェック柄のファブリックシートや赤いステッチなど、GTIのアイコンがちりばめられる。

その走りは2500rpmを越えると過給が瞬時に高まり、3000rpmを越えるとパワーの傾斜は高角度で上昇。トップエンドの勢いがあるからDSGに委ねて加速していけば、常にピークパワーを保ち続けて、パンチ力の高さを実感する。とくにスポーツモードを選んでいると、アクセルオフ時の排気音とともに、メリハリのある走りが楽しめる。

画像: 2L直4DOHCターボエンジン。先代の1.8TSIに比べて8ps/70Nmアップした200ps/320Nmを発生する。

2L直4DOHCターボエンジン。先代の1.8TSIに比べて8ps/70Nmアップした200ps/320Nmを発生する。

画像: 17インチアルミホイール&レッドブレーキキャリパーがGTIらしい走りを演出。

17インチアルミホイール&レッドブレーキキャリパーがGTIらしい走りを演出。

画像: トランスミッションは6速DSG。右手側シフトアップ/左手側シフトダウンのステアリングパドルシフトも標準装備。

トランスミッションは6速DSG。右手側シフトアップ/左手側シフトダウンのステアリングパドルシフトも標準装備。

ハンドリング的には、ノーマル比10mmダウンのGTI専用サス設定となっているが、走りには重厚感があって、ガチッと路面を捉えていく。ステアリングを切るほどに手応えやGが高まっていくと同時に、フロントタイヤは選んだ進路を試されているかのように左右に小さく揺れ動く。ピークパワーを迎えながらの旋回はダイナミックで、FFスポーツの走りを大胆に味あわせてくれる。

画像: 標準で「スポーツセレクト」サスペンションを設定。アクティブダンパーの特性を調整することが可能だ。

標準で「スポーツセレクト」サスペンションを設定。アクティブダンパーの特性を調整することが可能だ。

画像: リアスタイル。新型ポロは全幅が1750mmとなり、全グレード3ナンバーになる。

リアスタイル。新型ポロは全幅が1750mmとなり、全グレード3ナンバーになる。


アップ!とゴルフに挟まれたそのポジショニングは、少々ヤンチャぶりな走りが魅力。軽快なアップ!、安定感のゴルフと、各モデルの個性と被らない乗り味を見せてくれるのがポロGTIの持ち味。GTIの3モデルそろい踏みは、フォルクスワーゲンの走りへのこだわりを強く印象付けるとともに、技術力と基本性能の高さを教えてくれた。こういうところ、日本メーカーも見習って頂きたいものだ。

下はアクティブインフォディスプレイ。スマートフォン「ワイヤレスチャージング」とセットオプションで7万0200円となる。

主要諸元:ポロGTI

●全長×全幅×全高=4075×1750×1440mm ●ホイールベース=2550mm ●車両重量=1290kg ●JC08モード燃費=16.1km/L ●エンジン=直4DOHCターボ ●排気量=1984cc ●最高出力=200ps/4400-6000rpm ●最大トルク=320Nm/1500-4350rpm ●トランスミッション=6速DCT(DSG) ●駆動方式=FF ●車両価格=344万8000円

画像: レポートはモータージャーナリストの瀬在仁志氏。

レポートはモータージャーナリストの瀬在仁志氏。

画像: 約13年ぶりに、フォルクスワーゲンのGTIシリーズが3車種揃った。

約13年ぶりに、フォルクスワーゲンのGTIシリーズが3車種揃った。

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