1963年の「904カレラGTS」から続く伝統の名称を受け継ぐ
2018年10月16日にドイツで発表されたパナメーラGTS、パナメーラGTSスポーツツーリスモの日本導入が正式にアナウンスされた。
パナメーラGTS/パナメーラGTSスポーツツーリスモは、モータースポーツのテクノロジーを採用した公道走行可能なモデルという位置付けで、GTSは=グランツーリスモスポーツを意味する。
初めてGTSの名を冠したモデルは1963年にデビューした904カレラGTSで、1980年-90年代には924GTSと928GTSがそのコンセプトを継承。しばらくその名は途絶えていたが、2007年に911カレラGTSで復活を遂げ、その後は2011年のパナメーラGTS、そして今回のパナメーラGTSスポーツツーリスモへと続いている。
新型パナメーラGTS/パナメーラGTSスポーツツーリスモは、4L V8ツインターボエンジン(460ps/338kW)を搭載。スポーツエギゾーストシステム、3チャンバーエアサスペンションを備えるなど、まさにパフォーマンスにフォーカスしたモデルとなっている。
0-100km/h加速は両モデルともに4.1秒。最高速はパナメーラGTSが292km/h、GTSスポーツツーリスモは289km/hと発表されている。
注目すべきは、第2世代のパナメーラで初めてGTSのスポーツツーリスモが導入されたこと。大きなテールゲートと広い荷室、豊富なシートアレンジなどによりGTSの名にふさわしい高い利便性を備えることになった。
車両価格は次のとおり。
同時にパナメーラシリーズの価格が一部変更
パナメーラGTS/パナメーラGTSスポーツツーリスモの発表と同時に、2019年モデルのパナメーラシリーズの一部モデルの価格が改定されているので、紹介しておこう。価格改定があったモデルは次のとおり。表記のないモデルは従来と同様となる。