2019年1月28日、マクラーレン・オートモーティブ・アジアは、スーパーシリーズのニューモデル「720S スパイダー」の日本導入を発表した。(タイトル写真は、左:マクラーレン・オートモーティブ・アジアの正本代表、右:同社の平田リージョナル・セールスマネージャー)

わずか11秒でクローズドクーペからスパイダーへ。

イギリスのラグジュアリースポーツカーおよびスーパーカー・メーカーであるマクラーレン・オートモーティブ。2010年の設立以降、毎年着実に販売台数を伸ばし、2018年は全世界で対前年比43.9%増の4806台を販売した。

最大のマーケットは販売台数の3分の1以上を占める北米だが、中国も約7%を占めるようになった。ヨーロッパでは生産国の英国も好調で、対前年比49.2%の増加となっている。

日本は、この3国に続く第4のマーケットで、2018年は対前年比44%増の222台と、はじめて年間販売台数が200台をクリアした(JAIAベース)。

画像: マクラーレン スポーツシリーズの最新モデルとなる720Sスパイダー。

マクラーレン スポーツシリーズの最新モデルとなる720Sスパイダー。

そんなマクラーレン・オートモーティブが、日本に新たに送り込んだモデルが、720S スパイダーだ。

マクラーレンのラインアップは、アルティメットシリーズ、スーパーシリーズ、そしてスポーツシリーズの3つに分かれているが、720Sは2017年3月に発表されたスーパーシリーズの最新クーペモデル。そのオープンモデルであるスパイダーが追加された。

画像: リアエンドには自動可変式のアクティブ・リアスポイラーも内蔵している。

リアエンドには自動可変式のアクティブ・リアスポイラーも内蔵している。

カーボンファイバー製のボディ構造とリトラクタブルハードトップ(RHT)の採用により、乾燥重量は1332kg。720Sクーペからの重量増は、わずか49kgにおさえられている。ルーフの開閉はもちろん電動で、開閉時間は約11秒。50km/hまでなら走行中でも開閉可能だ。

画像: RHTの開閉に要する時間は、わずか11秒だ。

RHTの開閉に要する時間は、わずか11秒だ。

ユニークなガラス張りのフライング・バットレス(飛梁)の採用により、クローズド状態でもキャノピーのようにキャビンには光があふれ、全方位で視界は良い。

また、オプションのガラス張りRHTを選べば、ワンタッチで透明・半透明の状態を選ぶことができる。

画像: オプションのガラス張りRHT

オプションのガラス張りRHT

パワーユニットは720S クーペと同じ、4L のV8ツインターボを搭載。720psと770Nmを発生し、パワーウエイトレシオは1.85kg/ps。

0-100km/h加速は2.9秒、0-200km/h加速はわずか7.9秒で、720S クーペより0.1秒遅いだけ。最高速度も、クローズドなら720S クーペに匹敵する341km/h、オープンでも325km/hに達する。

画像: センターダッシュに8インチのスクリーンが備わる。ミッションは7速DCT。

センターダッシュに8インチのスクリーンが備わる。ミッションは7速DCT。

インテリアは720S クーペ同様、快適でラグジュアリーな空間だ。センターダッシュには8インチのスクリーンが備わり、車両の機能をコントロールする主要ハブの役割を果たす。エアコンは、RHTの開閉で車内の温度や湿度が変わっても、すばやく最適な状態に設定してくれる。

画像: シートはヘッドレスト一体型。内外装のカラーやトリムは、さまざまなオーダーが可能だ。

シートはヘッドレスト一体型。内外装のカラーやトリムは、さまざまなオーダーが可能だ。

日本仕様の720S スパイダーは現在オーダーを受け付け中で、デリバリーは3月以降の予定だ。価格は、税込み3788万8000円。

画像: マクラーレン 720 S スパイダー発表会(2019年1月28日) youtu.be

マクラーレン 720 S スパイダー発表会(2019年1月28日)

youtu.be

マクラーレン 720S スパイダー 主要諸元

●全長×全幅×全高:4543×1930×1196mm
●ホイールベース:2670mm
●重量:1390kg
●パワーユニット:V8DOHCツインターボ
●排気量:3994cc
●最高出力:720ps/7500rpm
●最大トルク:770Nm/5500-6500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●価格:3788万8000円(税込み)

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