2019年2月18日、トヨタはフィリピンでハイエースの海外向け新シリーズを世界初披露した。日本では市場環境が異なるので、従来モデルのハイエースを継続販売していく。

プラットフォームを刷新。快適性や安全性を大幅に向上。

ハイエースは、1967年に初代を発売して以降、世界約150ヵ国で累計624万台以上販売されている、トヨタの代表的なグローバルカーの1台だ。

長年、高い耐久性と信頼性を強みに、バンやミニバス、プライベートの移動手段として活用され、現在、海外では主にアジア、中東、アフリカ、オセアニア、メキシコ、中南米地域で販売されている。

画像: ロング・ハイルーフの「コミューター」

ロング・ハイルーフの「コミューター」

昨今、自動車市場が拡大し続ける新興国・地域においては、物流に加えて、観光用ミニバス、乗合バス等の乗客輸送の需要が拡大している。

ハイエースの新シリーズは、このような多様なニーズに柔軟に応えるために開発された。今回のフィリピンでの発売以降、2020年にかけて、新興国を中心とした国や地域に順次投入していく。

画像: コミューターのリアビュー。トヨタ車というよりヨーロッパ車っぽい佇まいがいい。

コミューターのリアビュー。トヨタ車というよりヨーロッパ車っぽい佇まいがいい。

新型ハイエースは、「ショート・標準ルーフ」と「ロング・ハイルーフ」の2つのボディタイプを設定。

画像: ショート・標準ルーフの「バン」。

ショート・標準ルーフの「バン」。

インテリアは、用途に応じて複数の座席および荷室のレイアウトを用意している。乗合バス用途の「コミューター」においては、クラス最大の乗車人数17名を設定。新たに設定した「ツーリズム」では、快適装備と専用インテリアを採用。そして「バン」は世界各国のパレットが搭載可能な荷室を確保している。

画像: コミューターの座席配置は、さまざまなレイアウトが可能で、最大17名乗車まで設定できる。

コミューターの座席配置は、さまざまなレイアウトが可能で、最大17名乗車まで設定できる。

画像: バンの荷室は、かなり広大だ。

バンの荷室は、かなり広大だ。

エンジンは2.8Lディーゼルの1GD型と3.5Lガソリンの7GR型を搭載。環状骨格構造採用による優れたボディ剛性など、TNGAの設計思想に基づくAll New ボディを採用し、乗り心地、静粛性、安全性能を大きく向上している。

画像: 「ツーリズム」では快適装備や専用インテリアを採用している。

「ツーリズム」では快適装備や専用インテリアを採用している。

ちなみに、現行型とのサイズの差は以下のようになる。[ ]内が現行型との差だ。

画像: プラットフォームを刷新。快適性や安全性を大幅に向上。

前述のように日本市場では販売の予定はないというが、プレスリリースを見ると右ハンドルも設定されているようなので、ちょっとオシャレなマイクロバスとして逆輸入して使う業者が登場するかもしれない。

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