2019年2月27日、BMWはラージサイズSUVのX5をフルモデルチェンジさせ、同日に発売した。ラインアップは3Lのディーゼルターボエンジンを搭載した2種類で、車両価格は920万円〜999万円。

フルモデルチェンジで第4世代に。まずはディーゼルエンジンから

1999年にBMW初のSUVとしてデビューした初代X5には、それまでのクロカンやRVなどとは異なるオンロードでのスポーティな性格づけが施されていた。これがヒットし、日本はもちろん世界で人気モデルとなったSUVだ(BMWでは“SAV<スポーツ・アクティビティ・ビークル>)”と呼称する)。

この初代モデルのコンセプトを継承する、第4世代の新型X5が発表された。

画像: 新型 X5。ボディサイズ拡大し、キドニーグリルの存在感も大きくなっている。

新型 X5。ボディサイズ拡大し、キドニーグリルの存在感も大きくなっている。

画像1: こちらは従来のX5。

こちらは従来のX5。

ボディは従来モデルから大きくなっている。全長は+25mm、全高は+10mmと微増だが、全幅は65mmも広くなりついに2mを突破、2005mmとなった。ホイールベースも40mm延伸させて室内空間を拡大しているというが、この全幅を気にする人も多いかもしれない。

デザイン、とくにシルエットは従来モデルから大きく変更されていないように見える。しかし、一体型フレームで縁取られた大型キドニーグリルや、リアドアで大きく伸び上がるボディサイドのプレスラインなどは従来モデルとは異なる。とくにこのプレスラインは、後輪駆動と高い走行性能を象徴しているという。

走行性能では、路面状況やドライバーの好みを反映させるシステム、4輪アダプティブ エア サスペンションをMスポーツ専用オプション装備品として用意。必要に応じて上下40mmの高さ調整を自動で行うことで、安定した快適な走りを実現する。もちろん手動での調整も可能だ。

画像: 新型BMW X5はまず3Lのディーゼルターボエンジンから導入される。

新型BMW X5はまず3Lのディーゼルターボエンジンから導入される。

また、標準装備する運転支援システムも進化している。1秒で2兆5000億回の演算能力を持つ画像処理プロセッサーと3眼カメラを搭載し、正確&迅速な危険予測を可能に。アクティブクルーズコントロールや車線変更警告システムなどが装備されている。

今回、日本に導入されたX5 xDrive35dは、いまも人気の高いディーゼルを搭載したモデル。3L直6ターボエンジンは265ps/620Nmを発生する。グレードは「X5 xDrive35d スタンダード(920万円)」と「X5 xDrive35d Mスポーツ(999万円)」の2種類で、どちらも右ハンドル仕様となっている。ちなみに、ドイツ本国では3L直6ターボと、4.4L V8ツインターボの両ガソリンエンジンもラインアップしている。今後導入されるかどうか、気になるところだ。

画像: 新型X5。2分割のテールゲートを継承する。

新型X5。2分割のテールゲートを継承する。

画像2: こちらは従来のX5。

こちらは従来のX5。

BMW X5 xDrive35d 主要諸元

●全長×全幅×全高=4935×2005×1770mm
●ホイールベース=2975mm
●車両重量=2190kg
●エンジン=直6 ディーゼルターボ
●排気量=2992cc
●最高出力=265ps/4000rpm
●最大トルク=620Nm/2000-2500rpm
●駆動方式=4WD
●車両価格=920万円(税込)

This article is a sponsored article by
''.