インテグラに続きシビックにもタイプRが登場、初代は世界最速の1.6Lハッチの一台!
「ホンダ・シビック タイプR(EK9型:1997年8月発売)」
![画像: ボディカラーはインテグラのタイプR同様、専用色のチャンピオンシップホワイト。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/04/22/6a743dc6cb113bc57a1bcdda6e67d00d7c28a62e_xlarge.jpg)
ボディカラーはインテグラのタイプR同様、専用色のチャンピオンシップホワイト。
ファミリー向けのハッチバックとして生まれながら、次第にスポーツ性を増していったホンダ・シビック。そのひとつの集大成とも言えるの、シビック タイプRだ。初代のタイプRは、6代目シビックのマイナーチェンジの時に追加設定された。
パワートレーンは1.6L 直4DOHC VTECのB16B型。最高出力は8200rpm、最大トルクは7500rpmで発生するという、前回紹介したインテグラ タイプRのエンジンよりもさらに超高回転型だ。ドライバーの意思に即応する高出力と高回転域の伸びは刺激的だった。
![画像: 油圧によりカムプロファイルを2段階に切り替えるVTECの採用によって、高回転域でのエンジン回転の伸びはターボ的と言われた。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/04/22/a6b4940f6cbeceffd5d56e30a3ecc693bf7f069c_xlarge.jpg)
油圧によりカムプロファイルを2段階に切り替えるVTECの採用によって、高回転域でのエンジン回転の伸びはターボ的と言われた。
低重心なボディに加えさらに車高をダウンしてロールを抑え、ハードサスペンション、ヘリカルLSDの採用により、そのままでもモータースポーツに参加できるような性能を与えられた。
ボディは軽量化され、前後スポイラーなどのエアロパーツ、レカロ製のバケットシート、MOMO製のステアリング、チタン製のシフトノブなど、内外装に専用のパーツが採用されていた。
![画像: MOMO製のステアリングはエアバッグを内蔵。シフトノブはチタン製で軽いがタッチは良かった。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/04/22/e784c1f6f50f7324078b3c744b3f8bfacae1481a_xlarge.jpg)
MOMO製のステアリングはエアバッグを内蔵。シフトノブはチタン製で軽いがタッチは良かった。
2001年にはフルモデルチェンジして2Lの直4DOHC i-VTECとクロスレシオの6速MTを採用。イギリスで生産されて日本に導入された。
07年のフルモデルチェンジでは、パワートレーンはそのままに4ドアセダンとなる。数少なくなったスポーツFFセダンとしての存在感は依然として高かった。
![画像: 前後アンダースポイラーやルーフエンドには大型リアスポイラーを装着していた。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/04/22/fe31ba2675bfc51067228aeb46ea82a4603f10ce_xlarge.jpg)
前後アンダースポイラーやルーフエンドには大型リアスポイラーを装着していた。
シビック タイプR(1997年)主要諸元
●全長×全幅×全高:4180×1695×1360mm
●ホイールベース:2620mm
●重量:1040kg
●エンジン型式・種類:B16B型・直4 DOHC
●排気量:1595cc
●最高出力:185ps/8200rpm
●最大トルク:16.3kgm/7500rpm
●トランスミッション:5速MT
●タイヤサイズ:195/55R15
●価格:199万8000円
![画像: 平成スポーツカー図鑑は、ホリデーオート2019年4月号でも紹介しています。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2019/04/22/d1d5edffa44d343f55c08230fbe5751de481f298_xlarge.jpg)
平成スポーツカー図鑑は、ホリデーオート2019年4月号でも紹介しています。