平成スポーツカー図鑑も佳境に入り、いよいよ現行型が登場することになった。今回は、トヨタと共同開発した86の姉妹車、スバル BRZだ。(ホリデーオート2019年4月号より)

86とはデザインと足回りの仕様が違うが、その走りっぷりは近づいて来た

「スバル BRZ(ZC6型:2012年3月発売)」

画像: フロントグリル形状など86との違いはあるが、基本的なスタイルはまったく変わらない。

フロントグリル形状など86との違いはあるが、基本的なスタイルはまったく変わらない。

BRZと86はスバルとトヨタとの共同開発が行われ、生産はスバルが担当している。

画像: リアスポイラーを装備したほか、ブレンボ製キャリパー(前:対向4ポット/後:対向2ポット)をおごる。

リアスポイラーを装備したほか、ブレンボ製キャリパー(前:対向4ポット/後:対向2ポット)をおごる。

両車はボディやパワートレーン系を共通とするものの、細部のデザインやサスペンションのセッティングが微妙に異なっている。

デビュー当初は86の方がBRZよりもリアが出やすく、よりドリフトが楽しめるような仕様だったが、両車は年次改良を重ねて最新型同士では近いセッティングへと落ち着いており、より高次元でコーナリングが楽しめるような味付けに進化している。

画像: 現行型のMT車のエンジンは207psと212Nmを発生。ファイナルギア比の変更(4.1→4.3)も行われた。

現行型のMT車のエンジンは207psと212Nmを発生。ファイナルギア比の変更(4.1→4.3)も行われた。

BRZも86と同様にデビューから7年が経過し、数回の改良を行っているが、写真で紹介しているBRZ GTは、2016年11月に追加されたスポーツグレードだ。

画像: 走ることにスパルタンにこだわってしあげたインテリア。GTは写真の6速MTのほかに6速ATも設定している。

走ることにスパルタンにこだわってしあげたインテリア。GTは写真の6速MTのほかに6速ATも設定している。

Sをベースに、ザックスダンパー(ZF製)やブレンボ製ブレーキ(フロント対向4ポット/リア対向2ポット)、専用17インチアルミホイール、リアスポイラーを装備するなどして、さらに操縦安定性を向上させた。

画像: GTはアルカンターラ/本革のコンビシート(フロントシートヒーター付き)を標準装備としている。

GTはアルカンターラ/本革のコンビシート(フロントシートヒーター付き)を標準装備としている。

カスタムすることを前提に、価格を243万円と抑えた「Rカスタマイズパッケージ」のほか、より走りと装備の質感を高めてより大人が楽しめる仕様とした「STIスポーツ」など、幅広いニーズに合わせたグレードを設定している。

画像: STIスポーツは、18インチタイヤ、ザックスダンパー、アルカンターラ/本革シートなどを装備。走り、スタイル、質感すべてにSTIのDNAを込めた最上級モデルだ。

STIスポーツは、18インチタイヤ、ザックスダンパー、アルカンターラ/本革シートなどを装備。走り、スタイル、質感すべてにSTIのDNAを込めた最上級モデルだ。

BRZ GT(現行型)主要諸元

●全長×全幅×全高:4290×1775×1320mm
●ホイールベース:2570mm
●重量:1250kg
●エンジン型式・種類:FA20型・水平対向4 DOHC
●排気量:1998cc
●最高出力:207ps/7000rpm
●最大トルク:212Nm/6400-6800rpm
●トランスミッション:6速MT
●タイヤサイズ:215/45R17
●価格:331万5600円

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