サファリ・ラリーで健闘していた勇姿がそのままに!
シャレードは、ダイハツが1977年から2000年まで4代にわたって生産していたコンパクトカーだ。現代のリッターカーのルーツ的存在でもある。
だが、シャレードは可愛いだけのコンパクトカーではなかった。そのパフォーマンスを証明すべく、世界で最も過酷なラリーとして知られているサファリ・ラリーをはじめ、数々の海外ラリーに参戦している。
1979年から1993年まで、15回にわたってサファリ・ラリーに参戦したシャレード。東京支社ショールームには、初代シャレードと3代目シャレードの実際に参戦した車両が展示されている。
初代シャレード(G10型)
1977年(昭和52年)に発売された初代シャレード。軽量が利点となり悪路面での走行性が高く、サファリ・ラリーでは「リトル・ジャイアントキリング・カー(小さな大物食い)」の異名を取った。
1982年の第30回サファリ・ラリーでは、初代シャレードが見事にII-1クラス優勝を成し遂げた。なお、初代シャレードはデビュー当初は丸型2灯ヘッドライトだったが、サファリに参戦したのは角型2灯ヘッドライトの後期型だ。初代シャレードは、1981年の第48回モンテカルロ・ラリーでもII-1クラス優勝を果たしている。
3代目シャレード(G100型)
1987年(昭和62年)に発売された3代目シャレード。デビューした87年から、サファリ・ラリーに挑戦し、常にクラス優勝を果たしていた。
中でも、1992年(平成4年)の第41回サファリ・ラリーではエントリーした4台すべてが完走し、大排気量の参加車両が多い中でコンパクトながら耐久性に優れ、高性能とトータルバランスの高さを実証し、グループAクラスVIIで優勝。総合でも5、6、7位に輝き、有終の美を飾った。
この2台のラリー仕様シャレードは、7月5日(金)ごろまで、ダイハツ東京支社ショールームに展示される予定。開館時間は、9時〜18時(平日のみ、イベント開催時は休館)。入場無料。
ダイハツ東京支社ショールーム:東京都中央区日本橋本町2-2-10
JR総武快速線「新日本橋駅」5番出口より徒歩2分
東京メトロ銀座線「三越前駅」A9出口より徒歩3分