内外装を一新。日本での発売は、あるのか?
パジェロスポーツは、三菱のミッドサイズSUVだ。一部の地域では、「モンテロスポーツ」の車名で販売されている。現行型は2015年に発表された3代目になる。日本でも初代モデルが「チャレンジャー」の名称で1996〜2001年に販売されていた。
現在、タイのミツビシ・モーターズ・タイランドのラムチャバン工場で生産されているパジェロスポーツは、2018年度にグローバルで約7万7000台を販売した三菱の世界戦略車のひとつだ。今後はフィリピンやオーストラリアなど、世界約90カ国で順次販売展開を計画している。
今回のビッグマイナーチェンジでは、まずエクステリアデザインが変更された。フロントデザインコンセプトの「ダイナミックシールド」を進化させ、グリルから連続するライトやバンパー左右コーナー部のコンビネーションランプに繋がるデザインでワイド感を強調している。
ボンネットを高くしたことによる厚みのあるフェイスやメッキパーツの採用で、フロントデザインは洗練された。
また、8インチカラー液晶メーターとスマホ連携8インチディスプレイオーディオ、ハンズフリー機能付き電動開閉テールゲートなども装備する。
インテリアでは、フロアコンソールとドアグリップの形状を変更し、ステッチ付きソフトパッドを追加することで、快適かつ質感の高い居住空間とした。
パワートレーンは、2.4L ディーゼルターボエンジンと8速ATを組み合わせる。4WD車にはスーパーセレクト4WDーIIを搭載。エンジン・ミッション・ブレーキを統合制御して悪路での走破性を最大限に高めるオフロード モードも備えている。先進安全装備では、レーンチェンジアシストや後退時車両検知警報も加えられた。
パジェロの販売終了が決定した日本市場では、パジェロスポーツの導入を期待する声も上がっているが、三菱自動車としては、アウトランダー、エクリプスクロス、そして間もなくビッグマイナーチェンジが発表される予定のRVRという3車種のラインアップで、当面は展開していくようだ。