2019年7月30日、スバルはレガシィセダンとアウトバックの次期モデルの生産をアメリカで開始したと発表した。
レガシィの日本仕様については未発表
1989年に誕生して以来長らくスバルの旗艦車種というイメージを担ってきたレガシィ。WRC参戦モデルというスパルタンさやハイパワー4WD、グランドツーリング、プレミアムツアラーなどといった印象を時代やニーズによって使い分け、多くのファンを生んできたモデルでもある。
しかし、2014年に誕生した現行モデルでツーリングワゴンを廃止、その役割をレヴォーグに託して自らはより海外市場に適したモデルへと進化していった。
そして、レガシィシリーズとしては7代目にあたる新型、レガシィセダンが2019年2月に、アウトバックが2019年4月にアメリカのモーターショーで相次いで公開されてきた。従来モデルより全長を40mm伸ばして後席スペースの快適性とラゲッジルームの使い勝手を向上させている。
また、エンジンは低回転域から大きなトルクを発生する2.4L 水平対向4気筒ターボと、2.5L 水平対向4気筒の2種類を用意。SGP(スバルグローバルプラットフォーム)と組み合わせることで、走行性能面でのプレミアム化も果たしているという。
アメリカ市場では2020年モデルとして2019年秋ころに発売されるのではないかと言われているが、それを目前にした7月30日にスバルはセダンとアウトバックの生産を開始したと発表。スバル オブ インディアナ オートモーティブ インクの工場敷地内でラインオフ式が実施された。
ただし、これはアメリカ仕様モデルの話。日本仕様がいつ発表され、どこで生産されるかなどは公表されていない。