早いもので2019年=令和元年もいよいよ大詰め。今年も国内メーカーから数多くのニューモデルが登場したが、来年は大物のフルモデルチェンジを含め、さらに多くのニューモデルが続々と登場する。クルマ好きならずとも見逃せない国産車ニューモデルの最新情報をまとめてみた。

1月:ハスラー全面刷新。オートサロンではヤリスGR-4も公開

東京モーターショーで公開されたハスラー・コンセプトが暮れも押し迫った2019年12月25日に発表、2020年1月6日より発売される。すでに11月11日から「先行情報サイト」もオープンしており、新春の初売りで一気に攻勢をかける。また恒例となった東京オートサロンでは、新型ヤリスのハイパーバージョン「GR-4(コンセプト)」が世界初公開される。

画像: 東京モーターショーに出品された「ハスラーコンセプト」。市販型もほぼこのままの姿で発売されるが、タイヤはオールシーズンタイプに変更される。

東京モーターショーに出品された「ハスラーコンセプト」。市販型もほぼこのままの姿で発売されるが、タイヤはオールシーズンタイプに変更される。

2月:コンパクトカーの両雄が満を持して全面改良して発売

東京モーターショー直前に発表されたヴィッツ改め新型ヤリス、そして同ショーで世界初公開された新型フィット(と派生車のフィットクロスター)がいよいよ発売になる。他にもシルフィやフーガの一部改良なども予定されている。

画像: 10月に公開された新型ヤリスは、12月に正式発表されて価格やスペックなどが明らかに。そして2月にようやく国内発売される。量販グレードは,1.5リッターのガソリン車と同ハイブリッド車だ。

10月に公開された新型ヤリスは、12月に正式発表されて価格やスペックなどが明らかに。そして2月にようやく国内発売される。量販グレードは,1.5リッターのガソリン車と同ハイブリッド車だ。

画像: 2月に発売されることが宣言された新型フィット。新たにSUVテイストの3ナンバー車「フィットクロスター」もラインアップに加わる。

2月に発売されることが宣言された新型フィット。新たにSUVテイストの3ナンバー車「フィットクロスター」もラインアップに加わる。

3月:日産三菱連合軍の新型軽ハイトワゴン発売。ジュネーブショーでは新型アウトランダーも公開へ

日産DAYZルークス、三菱eKスペースが揃ってフルモデルチェンジ。eKスペースカスタムの量産プロトタイプは、すでに東京モーターショーで公開済みだ。またジュネーブショーでは新型アウトランダーが世界初公開される模様。もちろん新世代のプラグインシステムを搭載したPHEVも同時発表されるだろう。

画像: 東京モーターショーに出品された三菱自動車のコンセプトモデル「K-WAGON」は、ほぼこのままのカタチで新型eKスペースとして3月に発売される。

東京モーターショーに出品された三菱自動車のコンセプトモデル「K-WAGON」は、ほぼこのままのカタチで新型eKスペースとして3月に発売される。

4月:ニューヨークにて新型エクストレイルと新型WRX S4プロトが公開

4月に開催されるニューヨークショーで新型エクストレイル(北米名:ローグ)と新型WRX S4プロトが公開される見込み。新型エクストレイルは6月から量産が立ち上がり、同月後半には国内発売が開始されるだろう。またWRXは「プロト」と銘打っているものの、新型レヴォーグ同様、エクステリアは量産車そのものになる。なお、WRXの公開は新たに6月に開催されることになったデトロイトショーに延期される可能性もあるとのこと。こちらの国内発売は2020年の11月前後か。

画像: 2018年のデトロイトショーで公開されたコンセプトカー「Xmotion」。新型エクストレイル(=ローグ)のコンセプトカーと言われている。発売される実車のイメージも現行型車とは大きく異なるようだ。

2018年のデトロイトショーで公開されたコンセプトカー「Xmotion」。新型エクストレイル(=ローグ)のコンセプトカーと言われている。発売される実車のイメージも現行型車とは大きく異なるようだ。

5月:トヨタが販売チャネルを一本化。その象徴的存在として新型ハリアーを発売

ご存じのとおり、トヨタは2020年5月に全国の系列販売チャネルを一本化する。その象徴的存在として登場するのが新型ハリアー。本来のモデルチェンジ予定から半年以上前倒ししての発売となる。当面は2リットルのガソリン車と2.5リッターハイブリッド車のラインアップだが、モデルライフ半ばには後述するRAV4プライムと同じシステムを採用したプラグインハイブリッド車も発売されるだろう。

6月:アライアンスを最大限に活用した人気SUVの新型2台が国内発売開始

新型エクストレイル、新型アウトランダーが6月下旬から国内発売を開始。CMFプラットフォームを共用しつつ、独自の商品に仕立て上げるのが見所だ。また両車ともにプラグインハイブリッド車が設定されるが、発売は数カ月遅れる可能性が高い。また新型レヴォーグのティーザーサイトも6月後半から立ち上がる予定だ。

画像: 新型アウトランダーは3月のジュネーブショーで世界初公開後、6月下旬から国内発売される。

新型アウトランダーは3月のジュネーブショーで世界初公開後、6月下旬から国内発売される。

7月:レクサスLS大幅改良

新型車ではないが、レクサスLSが大幅改良で先進の自動運転システムを搭載してデビューする。高速道路上に限定されるが、レベル3に限りなく近い自動運転を実現してくるという。

8月:ヤリスの派生車2台と新型ムーヴが満を持して登場

新型ヤリスのハイパフォーマンスバージョン「GR-4」とコンパクトSUVの「ヤリスクロス」が揃って登場。生産は8月から始まる予定で、GR-4は海外にも輸出される。またダイハツからは、DNGAシリーズの第3弾として新型「ムーヴ」も登場。小さなクルマ市場はますます活気づく。また時期は流動的ながら、レクサスLCコンバーチブルの国内発売も2020年夏であることは間違いない。

画像: DNGAの第3弾はムーブ。エクステリアは好調な現行モデルのキープコンセプトながら中身は一新。予防安全装備もさらに充実する。(写真は2017年の東京モーターショーに出品されたコンセプトカー)

DNGAの第3弾はムーブ。エクステリアは好調な現行モデルのキープコンセプトながら中身は一新。予防安全装備もさらに充実する。(写真は2017年の東京モーターショーに出品されたコンセプトカー)

9月:電動車の大物が出揃う。新型レヴォーグもいよいよ発売

すでに公開されている新型MIRAIがようやく発売、ホンダは欧州で発売済みのホンダeの国内発売を開始する。そして注目したいのが日産が満を持して発売する新世代EV「アリア」だ。今年の東京モーターショーで発表されたコンセプトカーの市販型だが、イメージはほぼそのまま圧倒的なダイナミックパフォーマンスを誇るという。また6月からティーザー活動が始まる新型レヴォーグも9月に正式発売されるだろう。

画像: 量産型燃料電池車「MIRAI」もいよいよ第二世代に。新型はクラウンがベースとなるため後輪駆動車となる。乗車定員も5人(現行型は4人乗り)に。

量産型燃料電池車「MIRAI」もいよいよ第二世代に。新型はクラウンがベースとなるため後輪駆動車となる。乗車定員も5人(現行型は4人乗り)に。

画像: 前後にハイパワーモーターを搭載した第二世代EVがアリア。量産車のイメージも写真のコンセプトモデルと極めて近いらしい。

前後にハイパワーモーターを搭載した第二世代EVがアリア。量産車のイメージも写真のコンセプトモデルと極めて近いらしい。

画像: 3月のジュネーブショーで市販型を公開し、スペックも公表される新型レヴォーグ。国内発売は9月に。

3月のジュネーブショーで市販型を公開し、スペックも公表される新型レヴォーグ。国内発売は9月に。

10月:人気のRAV4にプラグインハイブリッド追加

今年11月に開催されたLAオートショーで公開されたRAV4のプラグインハイブリッドが満を持して国内発表される。発売は11月になるかもしれない。

画像: ただいま大人気のRAV4に待望のプラグイン車が追加。電動車の勢力はますます拡大する。

ただいま大人気のRAV4に待望のプラグイン車が追加。電動車の勢力はますます拡大する。

11月:新型アウトバック&B4がついに国内発売

今年2月のシカゴショーで発表された新型B4、そして4月のニューヨークショーで発表されたアウトバックが、ようやく日本でも発売されそうだ。どちらも2.4リッターのガソリン車と2リッターのハイブリッド車をラインアップする。

画像: すでに北米では生産・販売が始まっている。日本にはおよそ1年遅れでの上陸となる。

すでに北米では生産・販売が始まっている。日本にはおよそ1年遅れでの上陸となる。

12月:トヨタ/レクサスから2台のフルEV発売

トヨタは2人乗りの超小型EV、レクサスは広州モーターショーで発表されたレクサス・ブランド初のEVであるレクサスUX300eをそれぞれ国内発表。トヨタの超小型EVの発売は年内、UX300eの発売は年を越して2021年1月下旬となる見込みだ。

画像: 中国と欧州で先行発売、日本では2021年前半の発売と発表されたが,恐らく発表は年内に行われるはずだ。

中国と欧州で先行発売、日本では2021年前半の発売と発表されたが,恐らく発表は年内に行われるはずだ。

This article is a sponsored article by
''.