NBロードスターの特別・限定仕様を紹介するこの企画の第6弾は、2002年7月に追加された「VSコンビネーションA」と「VSコンビネーションB」だ。

仕様変更でさらに充実した装備に

画像: 上質指向ながらスポーツ性を強めたVSコンビネーションA。カラーは新色スプラッシュグリーンマイカ。

上質指向ながらスポーツ性を強めたVSコンビネーションA。カラーは新色スプラッシュグリーンマイカ。

2000年7月に行われた2代目ロードスターのビッグチェンジから2年が経った2002年7月に車種追加と一部仕様変更が行なわれた。この仕様変更の内容は、頭部保護を目的としたAピラートリムの形状変更をはじめ、チャイルドシートアンカー採用による安全性の向上、新ボディカラー「スプラッシュグリーンマイカ」と「ガーネットレッドマイカ」の2色を新設定、撥水ドアガラス&ドアミラー(M、NR-Aを除く全車)、ステンレス製スカッフプレートの標準装着(AT全車)、BOSEサウンドシステムのオプション幅拡大(1600も対象)などと、子細な部分の改良による商品力の充実化が図られた。

これと同時に、上質感に重きを置き、伝統的ライトウエイト2シータースポーツの味わいを演出してきた1800VSグレードが「VSコンビネーションA」と「VSコンビネーションB」に二分化された。

インテリアはスポーティなブラックとシックなベージュを設定

画像: コンビネーションAのインテリアにはアルミ調センター&シフトパネルを採用。幌は内装に合わせたブラックだ。

コンビネーションAのインテリアにはアルミ調センター&シフトパネルを採用。幌は内装に合わせたブラックだ。

上質なスポーツテイストのコンビネーションAは、ブラックレザーシートにアルミ調センター&シフトパネルを採用。幌は内装に合わせたブラックとし、さらに高級感のある撥水加工を施した布を採用し、よりスポーツカーらしい仕様としている。

シックなテイストなコンビネーションBは、タン内装をベージュ内装に変更し、ステアリングやシフトノブ、センター&シフトレバーにダークウッド調を採用するラグジュアリー仕様で、内装色に応じた上質感ある撥水タイプの布製ソフトトップを装着した。

NBロードスターには、1600ccと1800ccのエンジンが設定されていた。1600はM、NR-A、SPの3グレード。1800はS、RS、RS-2、そして今回紹介したコンビネーションAとコンビネーションBの5グレードをラインアップ。VSコンビネーションのAとBは同額。6速MTが239万8000円、4速ATは244万6000円と最上級グレードに位置する。

新車価格(当時・税別)

1800VSコンビネーションA:6速MT 239万8000円/4速AT 244万6000円
1800VSコンビネーションB:6速MT 239万8000円/4速AT 244万6000円

改良内容

ISO-FIX 対応チャイルドシートアンカー追加
頭部衝撃保護のためAピラートリム形状を変更
新色追加(スプラッシュグリーンマイカ/ガーネットレッドマイカ)
撥水ガラスと撥水ドアミラーをMとNR-A以外の全車に採用
新グレードのVSコンビネーションAとVSコンビネーションBを追加

マツダロードスター(NB型)主要諸元

●全長×全幅×全高:3955×1680×1235mm
●ホイールベース:2265mm
●エンジン型式・種類:BP-ZE・直4 DOHC
●排気量:1839cc
●最高出力:145ps/6500rpm
●最大トルク:16.6kgm/5000rpm
●トランスミッション:6速MT/4速AT
●タイヤサイズ:195/50R15

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