フォーミュラEのテクノロジーをフィードバック
![画像: 給電ポートは、エンジン車ではフュエルリッドのあった左リアフェンダー上に備わっている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/06/24/f7e9c2bef48a62fefe84572f07140413c8579295_xlarge.jpg)
給電ポートは、エンジン車ではフュエルリッドのあった左リアフェンダー上に備わっている。
DS3 クロスバックは、DSブランドのコンパクト ラグジュアリーSUVだ。フランス本国では2018年に発表され、日本には2019年にデビュー。そのDS3 クロスバックの電動モデルである「E-テンス」は2019年10月にワールドプレミアされた。
2015年からフォーミュラEに参加しているDSオートモビルは、そのテクノロジーをフィードバックした電動化テクノロジー「E-テンス」を開発した。電動化プラットフォーム「eCMP」は、ICE(内燃機関)版のDS3 クロスバックに採用されているプラットフォーム「CMP」の電動版であり、バッテリーと電気モーターを効率的に搭載している。居住空間やトランクスペースを犠牲にせず、フル5シーターでラゲッジスペースはクラス最大級の約350L。
また電気自動車はエンジン車より振動や音が少ないため、外部環境からのノイズが相対的に大きく感じられることから、DS3 クロスバック E-テンスでは、このセグメントで他に類をみない静粛性を得ているという。
ドライブモードは、エコ/ノーマル/スポーツの3つが用意され、これらとは別にフォーミュラEからインスパイアされたノーマル/ブレーキの2つのエネルギー回生システムも備わっている。
![画像: 写真は欧州仕様のもの。日本仕様は右ハンドルとなる。安全&快適装備とも充実している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2020/06/24/2008c638d7fe183a2725960e40bd629106a4cccb_xlarge.jpg)
写真は欧州仕様のもの。日本仕様は右ハンドルとなる。安全&快適装備とも充実している。
インテリアでは、7インチタッチスクリーンの下にタッチコントロールとセンターエアアウトレットがひし形に配置され、スクリーンで車両セッティングなどをコントロールできる。バッテリーのヒートポンプ、タイヤ空気圧モニタリングシステム、回生ブレーキと統合されたABS、ESP、レーンキープアシスト、ヒルスタートアシスト、リアパークアシスト、オートエアコン、本革ステアリングホイールなどを標準装備している。
エクステリアでは、DS3 クロスバック E-テンスならではのアクセントとして、サテンクロームのDSウイング、アンスラサイトグレーのグリル、各部のE-TENSEのマークが配されている。アルミホイールは18インチで専用の新色パールクリスタルとなる。
なお、日本仕様の詳細、グレード展開、航続距離、充電方法、充電時間、スペック、車両価格、発売日時および発売方法などは、7月29日に発表されるので、楽しみに待ちたい。