マツダのクルマづくりの原点「R360クーペ」がモチーフ
1920年(大正9年)1月に広島で設立された東洋コルク工業株式会社が、マツダの前身となる。2020年は創立100周年にあたるため、これを記念して特別装備を採用した「100周年特別記念車」が、マツダの登録乗用車全車種に設定され、2021年3月末までの期間限定で販売される。
マツダが初めて発売した乗用車は、1960年の「R360クーペ」。100周年特別記念車は、マツダのクルマづくりの原点ともいうべきR360クーペに込められた想いを、これからも受け継いでいくことを誓って、その象徴的な2トーンカラーをモチーフにした赤と白のコーディネーションや、100周年のスペシャルロゴをあしらった特別な装備を内外装に施している。
ここで紹介しているロードスターは、CMやカタログなどの撮影用に製作されたデザインモデルで、海外仕様のMX-5がベースとなっている。したがって、市販モデルとは仕様が一部異なることをお断りしておく。ボディカラーは全車ともスノーフレイクホワイトパールマイカだが、ダークチェリーのソフトトップカラーはロードスターのみの専用アイテムとなる。
エンジンのスペックやサスペンションのセッティングなどは、ベース車のSレザーパッケージと変わらない。なお、この100周年特別記念車は2021年3月末までの期間限定で販売されている。(取材協力:RCOJ)
ロードスター 100周年特別記念車 主要諸元(カッコ内はAT)
●全長×全幅×全高:3915×1735×1235mm
●ホイールベース:2310mm
●重量:1020kg(1060)
●エンジン形式:直4 DOHC
●排気量:1496cc
●最高出力:97kW<132ps>/7000rpm
●最大トルク:152Nm<15.5kgm>/4500rpm
●トランスミッション:6速MT(6速AT)
●WLTCモード燃費:16.8km/L(17.2)
●タイヤサイズ:195/50R16
●税込み車両価格:327万9100円(339万4600円)