2020年10月22日、スバルはSUVのフォレスター(SUBARU FORESTER)を一部改良、またパワートレーンの新設定やハイブリッドグレードの拡充などラインアップを刷新した。

フォレスター スポーツはサスペンションの専用設計も

現行型の5代目スバル フォレスターは、水平対向エンジンと4WDを組み合わせて220mmの最低地上高を確保したことによる悪路走破性、また走行安全性や疲労軽減などに大きく貢献する先進運転支援システム「アイサイト」の採用など、近年人気のアウトドア趣味に見合った性能のSUVである。独自のハイブリッドシステムe-BOXERを搭載することによる環境性能の高さも持ち合わせる。

このフォレスターが一部改良を受けて発売された。2018年6月にフルモデルチェンジして3年目、今回の改良でC型となりエクステリアやインテリアなどのデザインに大きな変更点はないものの、パワートレーンは大幅に変わっている。

画像: 一部改良を受けたスバル フォレスター。ボディサイズは全長4625×全幅1815mmと大きく感じるかもしれないが、全高は1700mmを超え、また視界を確保するデザインを採用するため運転もしやすい。

一部改良を受けたスバル フォレスター。ボディサイズは全長4625×全幅1815mmと大きく感じるかもしれないが、全高は1700mmを超え、また視界を確保するデザインを採用するため運転もしやすい。

これまで2L水平対向4気筒エンジン(145ps/188Nm)とモーター(13.6ps/66Nm)を組み合わせたハイブリッドシステム「e-BOXER」をひとつのグレード「アドバンス」に展開してきたが、この電動化パワートレーンをツーリングとXブレイクにも採用、3グレードに拡大してきた。

また従来の2.5L対向4気筒(184ps/239Nm)を廃止とする代わりに、新たなガソリンエンジンとして、新型レヴォーグにも採用されているCB18型の1.8L直噴ターボ(177ps/300Nm)を導入。新グレードとして「スポーツ」を設定した。

最大トルクが大幅に大きくなっただけでなく、専用開発されたダンパー&コイルスプリングを採用することで、背の高いSUVながらスポーティな走りも実現しているという。このキャラクターはエクステリアデザインにもあらわれ、ブラック塗装のフロントグリルやダークメタリック塗装の18インチアルミホイールなどでイメージを強調する。

画像: 今回の一部改良で新設定された「スポーツ」のコクピット。ウルトラスエードをインテリア各部に配置、またシートは本革との組み合わせとなる。

今回の一部改良で新設定された「スポーツ」のコクピット。ウルトラスエードをインテリア各部に配置、またシートは本革との組み合わせとなる。

インテリアにおいては、滑りにくく高級感もあるウルトラスエードと本革を組み合わせた前後シート、ドアトリムなどを採用し、いずれも黒色基調のシックでスポーティな印象でまとめられている。

また、ドライバーの顔を認識して一定時間目を閉じたり、前方不注意などをカメラで検知した場合に警告する運転支援システム「ドライバーモニタリングシステム」を全グレードに装着できるようになった。顔認識(最大5人登録可能)によってドライバーごとにシートポジションやドアミラーの角度、空調などを自動設定するおもてなし機能も搭載する。

このほかにも、アクセルやブレーキのペダル操作からスポーティな走行状況と判断すると、コーナーへの進入から脱出まで高いエンジン回転数に維持、立ち上がり加速でモーターアシストによる力強さを発揮するシステム「e-アクティブシフトコントロール」をXブレイクに採用した。

スバル フォレスター ラインアップ

ツーリング(2L対向4+モーター):291万5000円
Xブレイク(2L対向4+モーター):305万8000円
アドバンス(2L対向4+モーター):315万7000円
スポーツ(1.8L対向4ターボ):328万9000円

スバル フォレスター スポーツ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4625×1815×1715mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1570kg
●エンジン:CB18型・対向4 DOHCターボ
●排気量:1795cc
●最高出力:177ps/5200−5600rpm
●最大トルク:300Nm/1600-3600rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:225/55R18

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