11月28,29日に富士スピードウェイで開催されたスーパーGT選手権最終戦で、予選7番手からスタートしたRAYBRIG NSX-GTがファイナルラップでトップのKeePer TOM'S GR Supraを逆転。勝利を飾るとともにシリーズタイトルを獲得した。
KeePer TOM'S GR Supraがトップを独走
しかしタイヤが温まったスープラ勢が本来のペースを取り戻すと、23号車GT-Rのリードは長く続かず7周目に37号車スープラにトップの座を明け渡すとその後は徐々にポジションダウン。代わって順位を上げてきたのは7番手からスタートした100号車RAYBRIG NSX-GT、2番手を走行する36号車スープラの背後に迫り2番手争いを繰り広げる。その接近戦を尻目に首位走行の37号車スープラはリードを広げると独走状態に持ち込む。
早めに動くピット戦略
レース距離1/3の22周が終了するとルーティン作業のためマシンが続々とピットイン。GT500クラスで最初にピットへ向かったのは100号車NSX、タイヤ4本を交換し牧野任祐から山本尚貴へバトンタッチ。同時にピットインした14号車WAKO'S 4CR GR Supraはタイヤ無交換、100号車NSXの前でコースに復帰する。14号車スープラは翌周ピットインした37号車スープラも押さえることに成功するがトップを維持するにはペースが上がらず、またその後のバトルで接触もあり後退してしまう。36号車スープラを攻略し2番手となった100号車NSXは、15秒前を行き独走状態の37号車スープラをフルプッシュで追いかける。