2020年12月6日(日本時間7日)に行われたF1第16戦サヒールGPは、レーシングポイント・メルセデスのセルジオ・ペレスが優勝、2位にルノーのエステバン・オコン、3位にレーシングポイントのランス・ストロールが入る大波乱となったが、どうしてこんな結果になったのだろう。表彰台の常連であるメルセデスAMG勢、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はどうしたのか。ホンダ勢のコメントをまじえながら、検証してみよう。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ)

画像: タイヤ交換の直後にバーチャルセーフティカーが出る不運もあって、ポイント獲得できなかったピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)。

タイヤ交換の直後にバーチャルセーフティカーが出る不運もあって、ポイント獲得できなかったピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)。

「とてもタフなレースでした。ペースが足りず、自分が考えていたようなレースができませんでした。リアに苦しみ、かなりのアンダーステアが出ていました。さらに、バーチャルセーフティカーのタイミングも、僕らにとっては不運でした。大波乱のレースになり、表彰台の顔ぶれを見ると、僕らにも大きなチャンスがあったと思いますし、そこに加われなかったことが残念です。データをよく確認し、なぜ金曜に比べてレースでこんなに苦しくなったのかを理解する必要があります。そして、うまくいった部分も振り返り、アブダビで好結果を出してシーズンを締めくくれるように挑んでいきます」

ダニール・クビアト(アルファタウリ)

画像: 7位に入賞したダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)。バーチャルセーフティカーが出るタイミングが悪く、順位を挽回できないまま終わってしまった。

7位に入賞したダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)。バーチャルセーフティカーが出るタイミングが悪く、順位を挽回できないまま終わってしまった。

「今週は非常にいい流れで来ていたので、もっといい結果で終わりたかったと思っています。ただ、セーフティカーが出たときは、これはあんまりいいタイミングじゃないなと思ったので、その上での7位は悪くない順位です。チームの戦略もうまくいきましたし、予選も完璧でした。レースもほとんど完璧に走れたと思うので、自分のパフォーマンスには満足しています。よく戦えた週末ですし、今年の中で一番いいレースウイークでした。ペースはよかったですし、中団のトップまではあと少しのポジションで、僕とカルロス(サインツ)、リカルドが0.2秒差ほどで並んでいたときもあり、とても楽しかったです。今回のような形でポイントをとれたことをうれしく思っています」

画像: サヒールGPの各ドライバーのタイヤ戦略。さまざまな戦略があったことがうかがえるが、1ストップが勝利への正解だったようだ。

サヒールGPの各ドライバーのタイヤ戦略。さまざまな戦略があったことがうかがえるが、1ストップが勝利への正解だったようだ。

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