2020年12月6日(日本時間7日)に行われたF1第16戦サヒールGPは、レーシングポイント・メルセデスのセルジオ・ペレスが優勝、2位にルノーのエステバン・オコン、3位にレーシングポイントのランス・ストロールが入る大波乱となったが、どうしてこんな結果になったのだろう。表彰台の常連であるメルセデスAMG勢、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はどうしたのか。ホンダ勢のコメントをまじえながら、検証してみよう。

タイヤを供給するピレリは「レース開始時の路面温度は23度と比較的低く、突風が周囲の砂漠から路面に砂を吹き付け、グリップに影響を与えていました。涼しいコンディションはタイヤに優しく、スタート後のセーフティカー導入により、ピットストップウィンドウが長くなり、ソフトタイヤでスタートしたドライバーにも可能性が出てきました。 1周目にクラッシュに巻き込まれたレーシングポイントのセルジオ・ペレスは、1周目直後のセーフティカー中にピットインした唯一のドライバーであり、チームメイトのストロールはソフトタイヤで42周も走っています。レースでは、1ストップ、2ストップ、3ストップのさまざまな戦略が見られました。ルノーのエステバン・オコンとレーシングポイントのストロールのふたりは1ストップ、優勝したペレスも実質1ストップでした。ハードタイヤが1ストッパーを可能にするレースの重要な要素となりました」と分析している。

次戦第17戦アブダビGPは12月11日から13日、アブダビ・ヤスマリーナ・サーキットで行われる。このアブダビGPが2020年F1グランプリの最終戦となる。

2020年F1第16戦サヒールGP 決勝 結果

優勝 11 S.ペレス (レーシングポイント・メルセデス)87周
2位 31 E.オコン(ルノー) +10.518s
3位 18 L.ストロール (レーシングポイント・メルセデス) +11.869s
4位 55 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)+12.580s
5位 3 D.リカルド(ルノー)+13.330s
6位23 A.アルボン (レッドブル・ホンダ) +13.842s
7位 26 D.クビアト(アルファタウリ・ホンダ) +14.534s
8位 77 V.ボッタス(メルセデスAMG)+15.389
9位 63 G.ラッセル(メルセデスAMG)+18.556s
10位 4 L.ノリス(マクラーレン・ルノー)+19.541s
11位 10 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ) +20.527s
リタイア 33 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)

2020年F1ドライバーズランキング(第16戦終了時)

1位 L.ハミルトン(メルセデスAMG)332
2位 V.ボッタス(メルセデスAMG)205
3位 M.フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)189
4位 S.ペレス (レーシングポイント・メルセデス)125
5位 D.リカルド(ルノー)112
6位 C.ルクレール(フェラーリ)98
7位 C.サインツ(マクラーレン・ルノー)97
8位 A.アルボン (レッドブル・ホンダ)93
9位 L.ノリス(マクラーレン・ルノー)87
10位 L.ストロール (レーシングポイント・メルセデス)74
11位 P.ガスリー (アルファタウリ・ホンダ)71

2020年F1コンストラクターズランキング(第16戦終了時)

1位 メルセデスAMG 540
2位 レッドブル・ホンダ 282
3位 レーシングポイント・メルセデス194
4位 マクラーレン・ルノー 184
5位 ルノー 172
6位 フェラーリ 131
7位 アルファタウリ・ホンダ 103

This article is a sponsored article by
''.