去る2020年12月3日にマツダCX-5の一部改良が実施された。あくまで商品改良という位置づけなので、変化をアピールするような見た目の変化はほとんどないが、試乗してみるとその中身は驚くべき進化を遂げていた。
定評の2.2Lディーゼルターボは10psアップ。だが注目すべきはそれだけではない
まずSKYACTIV-D(2.2Lディーゼルターボ)の出力が10ps向上して200ps(147kW)に。さらにその発生回転数を500rpm下げた4000rpmとするなど、過渡特性に手が入れられた。また、アクセルペダルの操作踏力をやや重め(およそ2割増し)に設定、併せて6速ATのプログラムを変更している。
その結果、ドライバーの意志により忠実な加速・減速が可能となったというのが公式発表である。
ほかにも、センターディスプレイのサイズを従来の8インチから8.8インチ、または10.25インチに大型化。併せて車載通信機を標準搭載して「マツダコネクト2」へと進化させているのも今回の改良に於けるもうひとつのポイントだ。