雑誌ロードスターBROSの制作に携わっていると「なんだこのロードスターは・・・」と思うほどユニークな車両と出くわすことが多い。今回紹介する「NC オフロードスペック」もそのひとつ。ロードスターならなんでも気になるロードスターBROS編集部としては、さっそく試乗してみることにした。

車高調サスペンションと大径タイヤで車高を5cmアップ

画像: 取材時はサスペンションで2cm、タイヤの外径で3cm、合わせて5cm車高をアップ。

取材時はサスペンションで2cm、タイヤの外径で3cm、合わせて5cm車高をアップ。

ロードスターBROS 最新号の取材でカーメイクコーンズ(以下、コーンズ)の新社屋に行ったとき、ユニークなNCロードスターを見つけた。その名は「NC オフロードスペック」。

3代目NCロードスターの初期型(VS)をベースに、フロントまわりはグリルやアンダーバーでカスタマイズ。リアまわりはクロスカントリーSUVがデパーチャーアングルを稼ぐようにバンパー下部を大幅にカットして、フロント同様にアンダーバーを装着。そして極めつけは、大幅に高められた車高と、195/60R16の大径オールシーズンタイヤ(グッドイヤーのベクター4シーズンズ)だ。

このクルマ、コーンズ オリジナルのNC用車高調サスペンションキットを装着している。FC(2代目RX-7)用をベースに開発したダンパーとスプリングのセットからなるキットで、車高はノーマルより+8cm〜−2cmくらいの調整が可能。取材時はノーマルより2cmアップされ、しかもタイヤ外径がノーマルの205/50R16より約3cm大きくなっているから、合わせて約5cmアップしていることになる。

NCロードスターの最低地上高は135mm。したがって、このNCオフロードスペックでは車高調で2cmと、タイヤ外径差の半分の約1.5cmがプラスされるから、最低地上高は約170mm。これは、コンパクトSUVのトヨタ ヤリスクロスや日産 キックスと同じ数値だ。

このユニークなNCロードスターを、コーンズ新社屋周辺の郊外路で、チョイ乗りインプレッションしてみることにした。いつものロードスターの感覚でドアを開けて乗りこもうとすると、思ったよりフロアが高いのでサイドシルに足を引っかけそうになる。それでも、乗りこんでしまえば目の前の景色は見慣れたNCロードスターのインパネだ。しかも、トランスミッションはオートマ!

画像: フロントのサスペンション。車高はノーマルの+8cm〜−2cmくらいの調整が可能だ。

フロントのサスペンション。車高はノーマルの+8cm〜−2cmくらいの調整が可能だ。

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