1980〜90年代にかけて「クロカン」ブームを支えた4WDが各自動車メーカーから続々と発売された。この連載企画では、今でいうSUVとは、ひと味もふた味も異なる「泥臭さやワイルドさ」を前面に押し出したクロカン4WDを紹介する。第23弾は「4代目パジェロ」だ。

2019年、37年に渡るパジェロの歴史に幕が下ろされた

画像: 2019年4月、限定700台で発売された「ファイナルエディション(453万600円)」。国内モデルのパジェロは、2019 年 8 月をもって生産を終了した。

2019年4月、限定700台で発売された「ファイナルエディション(453万600円)」。国内モデルのパジェロは、2019 年 8 月をもって生産を終了した。

そして何度かのマイナーチェンジにより、エンジンの最適化や快適装備の改良を施し、2019年、国内販売終了を告げ「パジェロ ファイナルエディション」が限定700台で販売された。4M41型ディーゼルエンジン搭載のロング車両限定で、本革シートや電動サンルーフなどが備わった豪華仕様だ。さらに専用のロゴ入りシチズン製ウオッチやステッカーも用意された。このモデルを最後に、発売から37年に渡り、多くのユーザーを虜にしてきた日本の名車「パジェロ」は国内販売を終えるた。

現在は世界約90カ国でスポーティなデザインの「パジェロスポーツ」が販売されている。その車両は、1996年から2001年まで国内でも販売された「チャレンジャー」をベースに、4WDシステムなどはパジェロのDNAを受け継いている。パジェロスポーツには、パジェロの分まで今後も世界で大いに輝いてもらいたいものだ。

画像: 2007年1月6日から1月21日(日)まで開催されたダカールラリーに「チーム レプソル三菱ラリーアート」から4台体制で参加した「パジェロエボリューション」。

2007年1月6日から1月21日(日)まで開催されたダカールラリーに「チーム レプソル三菱ラリーアート」から4台体制で参加した「パジェロエボリューション」。

レース活動によりブランドイメージを高めた車種はいくつかあるが、日本でその認識を浸透させた代表車に、「ランサーエボリューション」、そして「パジェロ」が挙げられるだろう。ランサーエボリューションは「世界ラリー選手権(WRC)」で、パジェロは「ダカールラリー」で世界を相手に戦い続け、両者ともラリーとともに栄光と成長を得た三菱自動車の代表作だ。だが、ランサーエボリューションは2006年にWRCのワークス参戦を休止。

パジェロも2009年限りでダカールラリー参戦を終えている。そしてランサーエボリューションは2016年に、先のとおりパジェロも2019年に販売を完了した。レース界で名を馳せたモデルたちがなくなるのは本当に寂しいが、三菱は過酷なレースの勝ち方を知っている。いま迎えている逆境にも負けることなく、栄光を取り戻すことを期待したい。

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