まずは北米へ輸出、その後は海外市場へ順次展開
アウトランダーは2001年にデビューしたクロスオーバーSUVで、今回発表される新型は4代目にあたる。ただ、日本市場において初代は「エアトレック」の名で販売されたため、3代目だともいえる。グローバルでの累計販売台数は約260万台(2001年1月〜2020年12月。ガソリン、ディーゼル、PHEV含む)を誇り、現在の三菱では最も販売台数の多い世界戦略車となっている。
新型アウトランダーに関しては、2020年12月にデザインの一部を公開し、2021年1月にはカモフラージュされた車両による開発背景シーンの一部も公開された。
新型アウトランダーは、力強いスタイリング、最新の四輪制御技術による高い走行性能、そして上質な室内空間を特長としている。生産は愛知県の岡崎製作所で行われ、まずは北米(アメリカ、カナダ、プエルトリコ)へ輸出し、その後は海外市場へ順次展開していく。日本仕様の発売時期に関してはアナウンスされていないが、2021年前半には発売されそうだ。ただし、PHEVは少し遅れて2022年以降になるだろう。
今回発表されたティーザー画像は、タイトル写真で紹介したもの。「Amazon prime」のパッケージに包まれた新型アウトランダー?の1カットのみ。三菱では、太平洋標準時の2021年2月16日15時(日本時間の2月17日8時)から、新型アウトランダーをAmazon Live(米国)でオンライン発表する予定だ。
三菱のジョン・シグノリエロ グローバルマーケティング&セールス担当執行役は、
「新型『アウトランダー』は、これから三菱自動車が目指す新たなるデザインの方向性を体現するだけではなく、上質な室内空間、そしてさらに高められた走行性能を手にし、これまでの三菱自動車の価値観を大きく越えるモデルに生まれ変わりました。歴代『アウトランダー』はこれまで世界中のドライバーとその家族を、素晴らしい冒険に導いてきました。そしてこれからも、新型『アウトランダー』はお客様の新たなる挑戦、さらなる冒険をお手伝いできるものと確信しています。」
と述べている。
新型アウトランダーの全貌が分かるのは、もうすぐだ。