スポーティで、感情的で、効率的で、そしてインテリジェントな新型Cクラス
Cクラスは、メルセデス・ベンツのDセグメント セダンだ。そのルーツは1982年に発表(日本では1985年に発売)された190シリーズだ。1993年に後継モデルとしてCクラスが発表され、今回のモデルでCクラスとしては5代目にあたる。
今回、事前に発表された画像は、サイドビューのシルエットとヘッドランプのアップ(タイトル写真)の2点のみ。サイドビューの画像には後ろにワゴンボディも写っており、セダンと同時にワゴンも発表されるのかもしれない。当然ながらサイズなどは発表されていないが、従来型より少し大きくなるようだ。リアウインドーを大きく傾斜させてトランクリッドを短くしたクーペ風に見えるシルエットは、最新セダンのトレンドに則っている。
ヘッドランプの形状は、日本デビューしたばかりのフラッグシップ、Sクラスとも似た横長で少しツリ目風のデザインを採用しているようだ。
インテリアでは、新型Sクラスに続いて第2世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)も装備される。室内のデジタル化は進み、よりインテリジェントになるという。
パワートレーンなどについても発表はされていないが、FRを基本とした駆動方式に変わりはないはず。ガソリンターボはもちろん、ディーゼルターボやPHEV、そしてISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)など、さまざまなユニットが搭載されるだろう。
なお、ヨーロッパ時間の2021年2月23日14時(日本時間:2月23日22時)からの新型Cクラスのデジタル ワールドプレミアは誰でもライブで視聴でき(ただし日本語では視聴できないと思われる)、後でオンデマンドのビデオ配信もされる。
世界中のDセグメント サルーンの指標となるであろう新型Cクラス。その詳細が分かるのは、もうすぐだ。