ともにより安全なクルマ造りを目指し、ドライバーの安全を最優先するスバルとボルボ。クルマの重要な基本性能は「安全」にあると考える2社の最新ステーションワゴン、レヴォーグとV60の魅力を探ってみた。(Motor Magazine2021年4月号より)

レヴォーグ、V60ともに新型ユニットを搭載する

パワートレーンはどちらも次世代を支える新型ユニットを搭載。レヴォーグは後に高出力エンジン追加という噂もあるが、現時点では1.8Lターボ(177ps/300Nm)のみの設定でリニアトロニック(CVT)と組み合わせる。

V60はグレードが複数用意されるが、2020年の改良で全車電動化ユニットに刷新された。今回の試乗車「B5」は2Lターボ(250ps/350Nm)+48Vマイルドハイブリッド(モーター仕様:13.6ps/40Nm)で、8速ATとの組み合わせだ。

レヴォーグは発進時にスロットル早開きの傾向がありわずかにギクシャクするものの、フラットな実用域トルクながらレッドゾーンまで軽快かつスッキリ回る特性で、スペック以上にスポーティに感じるユニットに仕上がっている。CVTも全開走行しなければネガは顔を出さず、走行状況によってはATよりも滑らかな所もある。

V60は48Vハイブリッドが効いており、過給するまでのモタツキが極めて少なく発進からのフィーリングはレヴォーグよりも滑らか。回転フィールやサウンド(音質に加えて静粛性も)もプレミアムブランドらしい質感を備えるが、基本的には実用に徹した印象だ。

フットワークはレヴォーグがインナーフレーム構造採用の「SGP」、V60が「SPA」とそれぞれ新世代プラットフォームの採用で基本性能が大きく底上げされている。それぞれ穏やかなのに芯のある操舵感、操作に対する応答性の高さ、クルマの動きの連続性の高さ、無駄なロールを抑えながらしなやかさを保つサスペンションなどが効果的に融合することで、ファンなハンドリングと快適性を高いレベルで両立させている。

画像: 新デザインコンセプト「ボールダー」を採用、レヴォークの個性を際立たせる。

新デザインコンセプト「ボールダー」を採用、レヴォークの個性を際立たせる。

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