マセラティ ジャパンは、2021年度の日本販売モデルラインナップと価格を発表。マセラティ初のハイブリッドモデル「ギブリ ハイブリッド」とハイパフォーマンスグレードの「トロフェオ」がギブリとクワトロポルテに加わった。3モデルとも導入は6月初旬の予定。

ギブリに48V MHEV(マイルドハイブリッドシステム)を搭載

マセラティ初のハイブリッドモデルとなるギブリ ハイブリッドが、いよいよ2021年6月初旬より日本で発売されることとなった。2021年モデルとして一新されたエクステリアは、フロントグリルの格子に音叉をモチーフとするダブルブレードスポークが組み合わされる。また、リアのテールランプはジウジアーロによる名車 3200GTやアルフィエーリにインスパイアされた、ブーメランシェイプに仕上げられている。

マセラティ伝統の三連のサイドエアベントや、ブレーキキャリパー、Cピラーのサエッタロゴに施されたブルーのアクセントがハイブリッドモデルである証だ。このブルーアクセントは、インテリアのシートステッチやヘッドレストのトライデントロゴの刺繍にも用いられている。

ハイブリッドシステムは、2L 直4 DOHCターボと48V電源システム(オルタネーター、eブースター、バッテリー)の組合せによるマイルドハイブリッドを採用。最高出力330ps、トルク450Nmをわずか1500rpmから発生し、最高速度 255km/h、0→100km/h加速5.7秒のハイパフォーマンスを発揮する。また、マセラティの新世代パワートレーンの第1号車は、バッテリーを車両後方に搭載することで、理想的な重量配分も実現しているという。

8.4インチから10.1インチに拡大された、インフォテイメントシステムも導入されている。それにともない、インパネのデザインもデジタルデバイスと新しいグラフィックを採用したものとなっている。

マセラティの全新型モデル電動化につながる計画の第一歩を刻んだギブリハイブリッドだが、電動化の流れは留まらない。次世代グラントゥーリズモとグランカブリオが100%電気自動車で登場する予定という。

画像: リアのテールランプは、ジウジアーロによる名車 3200GTとアルフィエーリにインスパイアされたブーメランシェイプ。

リアのテールランプは、ジウジアーロによる名車 3200GTとアルフィエーリにインスパイアされたブーメランシェイプ。

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