元号が平成から令和に変わって、早くも2年。大型連休のスペシャル企画として、Webモーターマガジンで以前に連載した「平成スポーツカー図鑑」から、人気のあったモデルTop10をカウントダウン方式で紹介しよう。第2位は、レクサス RC Fだ。

※このランキングはWebモーターマガジンのPVを、Googleアナリティクスで集計した数値を元にしています。

5L V8の大排気量自然吸気エンジンを搭載する本格スポーツクーペ

画像: パフォーマンスパッケージでは、CFRPを用いた専用のボンネット、ルーフ、そしてエアロパーツや軽量鍛造アルミホイールなどを採用し、従来型比約70kgの軽量化を実現。

パフォーマンスパッケージでは、CFRPを用いた専用のボンネット、ルーフ、そしてエアロパーツや軽量鍛造アルミホイールなどを採用し、従来型比約70kgの軽量化を実現。

レクサスの「F」が目指しているのは「操る楽しさ」の象徴だ。その頂点に君臨するのが究極の走りを体現した「LFA」であり、その下に、この「RC F」とセダンの「GS F」が位置したが、現在カタログモデルとして残っているのは、このRC Fだけだ。

RC Fは2014年10月に登場。アグレッシブな意匠と、サーキット走行ができる本格的プレミアムスポーツカーであり、富士スピードウェイを意味する「F」のスポーツイメージをけん引していくモデルとなる。

ベースモデルのRCは2L ターボ/2.5L ハイブリッド/3.5L V6のラインアップとなるが、RC FはこれまでのIS Fでも採用されていた5LのV8自然吸気エンジン2UR-GSE型を搭載する。このエンジンはIS Fで当初、最高出力477ps/最大トルク505Nmからスタートしたが、2019年5月にマイナーチェンジされたRC Fの現行型では481ps/535Nmにまでスペックを引き上げてきている。

ここで紹介している、限界域での走りを極めた高性能バージョン「パフォーマンスパッケージ」も設定された。大排気量の自然吸気エンジンは扱いやすさと豪快さが同居する頼もしさを持ち合わせ、RC Fの開発テーマ「走りを楽しみたい人なら誰でも、運転スキルに関係なく笑顔になれるスポーツカー」であることを実感させてくれる。

画像: 固定式のカーボンリアウイング、チタンマフラーなど、パフォーマンスパッケージ専用アイテムでリアビューも迫力満点。

固定式のカーボンリアウイング、チタンマフラーなど、パフォーマンスパッケージ専用アイテムでリアビューも迫力満点。

■レクサス RC F パフォーマンスパッケージ(現行型) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4710×1845×1390mm
●ホイールベース:2730mm
●車両重量:1720kg
●エンジン型式・種類:2UR-GSE型・V8 DOHC
●排気量:4968cc
●最高出力:481ps/7100rpm
●最大トルク:535Nm/4800rpm
●トランスミッション:8速AT
●タイヤサイズ:前255/35ZR19、後275/35ZR19
●当時の車両価格(税込):1404万円

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