ロードスターの専門誌「ロードスターBROS」に毎回登場している初代ロードスターの「4040(ヨレヨレ)号」は、1994年式NA8CのVスペシャル。25年も走り続けているので、その名のとおりヨレヨレの状態だ。そんなロードスターをビシッと復活させるためにレストアを決意! それでは第二話をレポートする。

車検時に指摘された箇所にプラス、次の車検を見据えたところも着手

車検時にベルトの劣化を指摘されたので、ここは絶対に交換する。ほかには、ボンネットピンの交換。本来これは「突起物」として扱われているのに、ガムテープで覆いをするだけで車検をパスしてしまうグレーゾーンのパーツ。そこで、この機会にスマートなボンネットピンに変更することにした。

見た目にひどいホース類の交換に加え、アクセルワイヤーにも着手。なにしろ、アクセルペダルのオン・オフによる加速、減速がスムーズに行えなえず、思わぬエンジンブレーキに何度もドキッとさせられた。これも消耗品と思い、ワイヤー調節ではなく新品に交換してもらう。とにかく、安心して運転できる状況にすることがイチバン。

ゴム類の劣化は走行距離に関わらず、経年劣化により硬化してしまう。そのため、ホースには劣化による亀裂が生じていただけでなく、カッチカチに硬化もしていて交換必須。

ベルトを外してみると、プーリーには錆びが。ボンネットにダクトがあるため、雨水が入ってしまうのも原因のひとつだろう。何しろ青空駐車場だったので。でも今は屋根付きです!

今回のメニューを実施しただけでも、安心して乗れるようになった。ちょうどこの頃、もう1台のNC1の1515号は、エンジンハーネスの不具合で走行不可だったこともあり、4040号が大活躍した。次に行うエアコンのテコ入れ作業に向けて準備が着々と進んでいったのである。

画像: 見た目にもスマートなフラットタイプのボンネットピンに変更だ。

見た目にもスマートなフラットタイプのボンネットピンに変更だ。

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