発売開始から約1カ月で、累計受注台数が計画の6倍以上という人気を集めている新型ヴェゼル。今回は、もっとも受注比率の高いグレード「e:HEV Z」のディテールを写真で紹介しよう。

幅広い層からの乗り換えで人気を集める

2021年4月23日に発売された新型ヴェゼルは、以前に当Webモーターマガジンでも紹介したように、発売後約1カ月で累計受注台数が3万2000台を超えた。月間販売計画台数は5000台だったから、その6倍以上となる好調な立ち上がりだ。購入層は、従来型ヴェゼルからの買い換えオーナーを含めたSUVユーザーを中心に、ミニバン、ハッチバック、セダンからの乗り換えなど、幅広い層にわたっているという。

従来型からスタイルを一新、クーペライクなプロポーションだが「スリーク(なめらかな)& ロングキャビン」を採用。サイズも従来型より全高は少し低められたが、全長と全幅はほぼ同じというのは、従来型からの乗り換えには高ポイントだろう。

インテリアも従来型から大きく変わり、SUVらしい力強さを感じさせるもの。それでも、インパネまわりの上方にメーターなどの視認系を配置し、スイッチ類などは操作しやすい位置にレイアウトするなど、HMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)の考えに基づいている。

パワートレーンは1.5L+2モーターの「e:HEV」が中心だが、1.5Lガソリンエンジンも設定。トランスミッションは、e:HEVは電気式無段変速機、ガソリン車はCVTを組み合わせ、駆動方式はいずれもFFと4WDを設定している。

最新の安全運転支援システム「ホンダセンシング」や、新世代コネクテッド技術を搭載した車載通信モジュール「ホンダコネクト」など、安全&快適装備も充実。コンパクトSUVのマーケットは、この新型ヴェゼルの登場で、ますます活性化していくことは間違いなさそうだ。(写真:永元秀和)

■ホンダ ヴェゼル e:HEV Z(4WD) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4330×1790×1590mm
●ホイールベース:2610mm
●車両重量:1450kg
●エンジン:直4 DOHC+モーター
●総排気量:1496cc
●エンジン最高出力:78kW(106ps)/6000-6400rpm
●エンジン最大トルク:127Nm(13.0kgm)/4500-5000rpm
●モーター最高出力:96kW(131ps)/4000-8000rpm
●モーター最大トルク:253Nm(25.8kgm)/0-3500rpm
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:フロント横置き4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・40L
●WLTCモード燃費:22.0km/L
●タイヤ:225/50R18
●車両価格(税込):311万8500円

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