2020年から2021年にかけて、ランボルギーニの実質的な新型車の日本市場投入は少なかった。しかし「本当の最高性能」を極めたニューモデルたちが、虎視眈々と上陸を待つ。(Motor Magazine2021年7月号より)

2024年までの電動化を模索する「コル・タウリ」

2020年に日本上陸を果たしたウラカンSTに続き、エッセンサSCVのように、サーキット志向を極めたラインナップが増えつつあるランボルギーニ。

今後のプロダクツの革新を予感支えるのが、2020年12月1日付で、ステファン・ヴィンケルマン氏の新CEO就任のニュースだろう。かつて2005から11年にかけて同社CEOを勤め、現在のランボルギーニの開発・生産・販売における成長性を実質的に統括してきた人物だけに、ブランド力がさらに高まりそうだ。

そのヴィンケルマン氏によって2021年5月18日、ランボルギーニの新たな戦略「Direzi one Cor Tauri(コル・タウリに向かって)」が発表された。おうし座の中でもっとも明るい星「Cor Tauri」の名を冠したこの計画の核は、2024年末までの全モデルのPHEV化。究極の内燃機関の開発→ハイブリッドパワートレーンの量産化→ハイパフォーマンスフルEV誕生という、3つのステップが予定されているという。

限定とはいえ2019年発表のハイブリッドスーパーカー「シアンFKP」の高い完成度を見れば、ランボルギーニブランドの近未来への期待感は高まる一方だ。(文:Motor Magazine編集部 神原 久)

画像: ウラカンSTOは、ランボルギーニ スクアドラ コルセのワンメイクレースに出場するスーパートロフェオEVOの技術を盛り込んだ、サーキットコンシャスな1台。

ウラカンSTOは、ランボルギーニ スクアドラ コルセのワンメイクレースに出場するスーパートロフェオEVOの技術を盛り込んだ、サーキットコンシャスな1台。

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