2021年7月6日、ボルボ・カーズは2021年上半期の世界販売台数を発表。過去最高となる38万0757台を記録した。日本での販売も好調で、6月の販売が前年同期比58%の増加となった。
リチャージ ラインアップの充実が貢献
2021年上半期のボルボ・カーズの世界販売台数が、過去最高となる前年同期比41%アップの38万0757台を達成した。
その背景には、米国や欧州、中国での旺盛な需要にある。米国で前年同期比47.4%増の6万3754台、欧州で前年同期比35.4%増の16万6822台、中国で前年同期比44.9%増の9万5252台と、いずれも良好な数字を示している。
パワートレーン別では、リチャージラインナップ(プラグインハイブリッド・PHEV/電気自動車・BEV)のシェアが確実に拡大している。2021年上半期販売の24.6%を占め、2020年上半期比だと150%近くの増加となるという。電動化路線推進の成果が確実に出てきているのだろう。
モデル別では、XC40が11万8121台(2020年:6万8359台)でトップ。以下、XC60が累計11万3500台(2020年:7万8761台)、XC90が5万4177台(2020年:3万7918台)が続く。SUVへの人気は相変わらずだ。
販売形態としては、オンライン販売の比率が高まっている。2021年上半期と比べて5倍以上に増えているという。
日本の販売も好調で、上半期の販売台数は8428台となり、前年同期比13%の増加となった。6月の販売台数も、前年同月比58%増の1825台と4月・5月に続き対前年プラスとなり、下半期への期待が膨らむ。日本での販売の主力はSUVのXC40、XC60、XC90に加え、ステーションワゴンのV60。