先代モデルよりもさらにダイナミックでパワフルになったエクステリア
新型RS3はデザインもさらにダイナミックになっている。フロントトレッドは先代モデルよりも33mm拡大。スポーツバックではリアトレッドも10mm広げられ、ボディをワイド化。フロントホイールアーチ後方にはエアアウトレットが追加され、ブラックトリムのロワーサイドシルもデザインが見直され、ホイールアーチも大きく張り出している。
インテリアにも数多くのRS専用コンポーネントが装着されている。RS専用のシフトインジケーター(マニュアルモードで作動)は、グリーン、イエロー、レッドと色を変えながら、レーシングカーのように点滅して、理想的なシフトアップタイミングを表示。10.1インチタッチディスプレイには、クーラント温度、エンジン温度、トランスミッションオイル温度、タイヤ空気圧が示される。
カーボンファイバー製パネルやRSエンボス加工が施されたRSスポーツシート、アンスラサイトのコントラストステッチも、レーシングカー的な雰囲気作りに貢献。シート地には、RSハニカムステッチとコントラストステッチが施されたファインナッパレザーも用意される。ハンドルはダイキャスト亜鉛シフトパドルが付いたフラットボトムの3スポークRSスポーツマルチファンクション レザーステアリングを標準装備。デザインパッケージを選択すると、RSバッジに加えて、12時位置にストライプマーカーも施される。
ボディカラーにはキャラミグリーンとケモラグレーの2つの専用色を設定。RS3 セダンのルーフをコントラストカラーのブリリアントブラック仕上げにすることもできる。
アウディスポーツ GmbHマネージングディレクターのセバスチャン・グラムズ氏は「第3世代のRS3 スポーツバックと第2世代のRS3 セダンは、日常ユースに適したプレミアムスポーツカーとして、公道でもサーキットでもスリリングなドライビングを提供します。この2台は、RSの世界へのエントリーモデルであり、トルクスプリッターにより、コンパクトセグメントにおける究極のパフォーマンスを発揮します」とコメントしている。
新型RS3 スポーツバック/RS3 セダンは、欧州では2021年8月半ばから注文受付が開始され同年秋より販売される。RS3 スポーツバックのベース価格は6万ユーロ(日本円に換算すると約780万円)、RS3 セダンのベース価格は6万2000ユーロ(約806万円)と発表されている。
アウディ RS3 スポーツバック 主要諸元
●全長×全幅×全高:4389×1851×1436mm
●ホイールベース:2631mm
●重量:1570kg
●エンジン種類:直5 DOHCターボ
●排気量:2480cc
●最高出力:400ps(294kW)/5600-7000rpm
●最大トルク:500Nm/2250-5600rpm
●トランスミッション:7速DCT
●タイヤサイズ:前265/30ZR19、後245/35ZR19
●最高速:250km/h(リミッター)
●0-100km/h加速:3.8秒
アウディRS3 セダン 主要諸元
●全長×全幅×全高:4542×1851×1412mm
●ホイールベース:2631mm
●重量:1575kg
●エンジン種類:直5 DOHCターボ
●排気量:2480cc
●最高出力:400ps(294kW)/5600-7000rpm
●最大トルク:500Nm/2250-5600rpm
●トランスミッション:7速DCT
●タイヤサイズ:前265/30ZR19、後245/35ZR19
●最高速:250km/h(リミッター)
●0-100km/h加速:3.8秒