V12 DOHCエンジンに48Vのマイルドハイブリッドシステムを採用
1970年代、世界を席巻したスーパーカーブームの立役者「ランボルギーニ カウンタックLP400」。そのプロトタイプが「LP500」として、1971年のジュネーブ モーターショーに出展してから50周年を迎えたことを記念し、アメリカ・カリフォルニア州で行われているモントレー カーウイーク2021で、「カウンタックLPI 800-4」のお披露目が行われた。
プロトタイプ、そして市販モデルとなったカウンタックLP400をオマージュして誕生した新生カウンタックLPI 800-4だが、シザーズドアやレッド&ブラックのインテリアカラーなどの内外装にそのことが色濃く反映されている。
もちろん、ただのノスタルジックだけではない。アウトモビリ ランボルギーニのCEOであるステファン・ヴィンケルマン氏が「カウンタックLPI 800-4はランボルギーニのレガシーに敬意を払うものだが、懐旧の念ではなく、ランボルギーニの未来を見据えた新たなスポーツモデル」と語るように、先進のテクノロジーがメインディッシュとなる。
その核となるのがパワートレーンだ。自然吸気のV12 DOHCエンジン(780hp/720Nm)に48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、モーターは34hp/35Nmを発生し、トランスミッションは7速AMTで駆動方式は4WD。環境面を考慮しつつも、最高速度は355km/h、0→100km/h加速は2.8秒という走行性能(発表値)は、やはりただ者ではない。
このエクセレントなスーパーカー、カウンタックLPI 800-4は世界限定112台の販売(価格未公表)で、2022年第一四半期よりのデリバリー開始が予定されている。ちなみに、限定台数の112台はカウンタックLP400の開発番号に由来しているという。
ランボルギーニ カウンタックLPI 800-4 主要諸元
●全長×全幅×全高:4870×2099×1139mm
●ホイールベース:2700mm
●車両重量:1595kg
●エンジン:V12 DOHC
●総排気量:6498cc
●最高出力:574kW(780hp)/8500rpm
●最大トルク:720Nm/6750rpm
●モーター最高出力:34hp
●モーター最大トルク:35Nm
●トランスミッション:7速AMT
●駆動方式:縦置きミッドシップ4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・70L
●タイヤサイズ:前235/30ZR20、後355/25ZR21