クルマは長く乗れば乗るほど見えてくるものがある。これまでMotor Magazine誌で掲載した長期レポート車ボルボV60クロスカントリーを紹介していこう。今月は長距離移動がなく、ほぼ都内での移動だけということもあり、平均燃費は8.5km/Lとずいぶん落ち込んだ。(Motor Magazine 2020年6月号より)

夏に必要なサンブラインド自動閉機能

前回は、寒い朝のエンジン始動時にシート&ステアリングホイールヒーターのスイッチが自動で入る機能を紹介した。実はボルボ車には、これ以外にも知らず知らずのうちに乗員を快適にしてくれる機能があるのだ。今回はその中のひとつ、夏になると必要になる機能を紹介する。

それは、駐車中に車内の温度が上がると自動でガラスサンルーフのサンブラインドが閉まるという機能である。

長期テスト車のV60クロスカントリーT5 AWD プロには、オプションのプラスパッケージが装着されていて、その中には電動ガラスサンルーフも含まれている。これは開放感があってとても気に入っている装備なのだが、夏の暑い時期は、それが逆に室内の温度を上げてしまうことになるのも、また事実である。

しかしボルボ車の場合、そんな酷暑の時期でもサンブラインドが自動で閉まり車内温度を下げてくれるのである。これはインテリアの日焼けも防ぐので、これまで知らなかった人もこれからはぜひとも使って欲しい機能である。

設定はとても簡単だ。センサスディスプレイの「設定」からMyCar→ロックを選び「自動でサンルーフカーテンを閉じる」をオンにするだけ。これで気温が暑い時期に駐車すると、車内ロックから15分後にサンブラインドが自動的に閉じて車内温度の上昇を少しでも防ぐことができるのである。

画像: 電動ガラスサンルーフは開けると開放感が最高。暑い時はサンブラインドを閉めればいい。

電動ガラスサンルーフは開けると開放感が最高。暑い時はサンブラインドを閉めればいい。

タイヤもサマータイヤに交換

さて前回報告したが、もう雪も降らないのでスタッドレスタイヤからサマータイヤに交換した。選んだのはダンロップ ビューロVE304である。まだ装着して間もないのだが、とても好印象である。

とくに雨が降っている時の安定感が、とても強く感じられる。このタイヤの印象については、もう少し距離を重ねた時点でまたレポートしたいと考えているが、ボルボ車に限らず欧州車の場合、タイヤでそのクルマの印象は大きく変わる。そうした意味でもタイヤ選びにはこだわりたいものだが、このビューロVE304は装着して大正解だったと言える。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充)

■第2回/2020年3月23日 〜 4月23日(2カ月目)のデータ
・オドメーター:5312km
・走行距離:1237km
・給油量:145.2L
・実燃費:8.5km/L

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