2021年8月19日、スバルはクロスオーバーSUVの「フォレスター」を大幅改良して発表した。フルモデルチェンジから3年が経過して最初のビッグマイナーチェンジで、フロントマスクやホイールなどのデザイン、また先進運転支援システム「アイサイト」も改良されている。

新デザインコンセプトを取り入れたSUVらしいエクステリア

フォレスターは、スバルのクロスオーバーSUVだ。現行型は2018年6月に発表された5代目にあたる。乗る人すべてが愉しく快適な空間を共有できるよう、取り回しの良さと室内の広さを両立したパッケージング、SUVらしいたくましさや機能的で使いやすさが感じられるデザインを採用した、スバルが最量販車種と位置づけるグローバル戦略車だ。

画像: 大幅改良を施されたスバル フォレスター アドバンスのオプション装着車。

大幅改良を施されたスバル フォレスター アドバンスのオプション装着車。

今回の大幅改良では、スバルのデザインコンセプトである「ダイナミック×ソリッド」をより進化させる「ボルダー」思想を取り入れたフロントフェイスやアルミホイールを採用し、よりSUVらしい迫力のある仕様としている。(ボルダー/BOLDER:「大胆な」という意味)

走行性能では、全グレードで足まわりを改良してしなやかさとスポーティさを高次元で両立させたという。さらに、アダプティブ変速制御の「e-アクティブ シフトコントロール」をe-BOXER搭載車の全グレードに拡大展開している。

安全性能では、「新世代アイサイト」を搭載。ステレオカメラの広角化やソフトウエアの改良により、これまで以上に幅広いシーンで安全運転をサポートする。また、ドライバーモニタリングシステムには「ジェスチャーコントロール機能」を追加した。

画像: アドバンスのインテリア(オプション装着車)

アドバンスのインテリア(オプション装着車)

フォレスターの主な改良点

■安全性能
・新世代アイサイト
・アレイ式アダプティブドライビングビーム
■エクステリア
・新デザインのフロントフェイス(バンパー/グリル/ヘッドランプ)
・新デザイン18インチ アルミホイール
・ロープホール付きルーフレール(全グレード拡大展開)
・新ボディカラー3色追加
■インテリア
・本革(ナッパレザー)シート
■機能装備
・アダプティブ変速制御「e-アクティブ シフトコントロール」(搭載グレード拡大展開)
・Xモード 新機能追加、制御変更
・ドライバーモニタリングシステム「ジェスチャーコントロール機能」追加
※グレードにより内容が異なるものもある

画像: フォレスターは、スバルが最量販車種と位置づけるグローバル戦略車だ。

フォレスターは、スバルが最量販車種と位置づけるグローバル戦略車だ。

グレードと車両価格(税込)は、以下のとおり。搭載エンジンは従来から変更なく、スポーツは1.8L 水平対向4気筒+ターボ、それ以外は2L 水平対向4気筒+モーターのハイブリッド(e-BOXER)を採用。トランスミッションと駆動方式は、いずれもリニアトロニックCVT+フルタイム4WDとなる。

画像: フォレスター ツーリング
フォレスター ツーリング

スバル フォレスター ラインアップ

ツーリング:293万7000円
Xブレイク:308万円
アドバンス:317万9000円
スポーツ:330万円

■スバル フォレスター Xブレイク 主要諸元

●全長×全幅×全高:4640×1815×1730mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量:1630kg
●エンジン:水平対向4 DOHC+モーター
●総排気量:1995cc
●最高出力:107kW(145ps)/6000rpm
●最大トルク:188Nm(19.2kgm)/4000rpm
●モーター最高出力:10kW(13.6ps)
●モーター最大トルク:65Nm(6.6kgm)
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・48L
●WLTCモード燃費:14.0km/L
●タイヤサイズ:225/60R17
●車両価格(税込):308万円

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