日本仕様にはプラグインハイブリッド車も設定予定
308は、プジョーの中核モデルであるCセグメント車だ。車名を「308」と固定されるようになってから、今回のモデルで3代目にあたる。フランス本国では2021年3月に発表され、2020-2021ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。ボディタイプは5ドアハッチバックとステーションワゴンのSWが設定され、日本市場にハッチバックが2022年第1四半期、SWが2022年第2四半期から導入される予定だという。
新型308は、ライオンの横顔をアップにしたプジョーの新ブランドロゴを採用した最初のモデルになる。従来型より全長は105mm長く、全幅は45mm幅広く、全高は20mm低い。ホイールベースは55mm長い。スリムなヘッドランプにライオンの牙を模したデイタイムランニングライト、前後のブリスター風フェンダーやルーフエンドのスポイラー、そしてテールランプに鉤爪をイメージするなど、最新のプジョー車らしいデザインでまとめられている。
インテリアでは、3D i-コックピットを進化させてメーターパネルに10インチのディスプレイ、センターダッシュにも10インチのタッチスクリーンを備える。また、バーチャル i-トグルを採用して、タッチスクリーン下に展開するスイッチでエアコンやオーディオなど、さまざまな操作へのショートカットを可能にしている。
本国仕様ではガソリン/ディーゼル/PHEVなど、さまざまなパワートレーンを設定されているが、日本仕様も1.2L ガソリンターボ/1.5L ディーゼルターボ/1.6Lガソリンターボ+モーターのPHEVが設定される予定だ。いずれもトランスミッションは8速ATで、駆動方式はFFのみ。
最新の先進運転支援システム(ADAS)をはじめ、安全&快適装備も日本仕様では充実されて登場するはず。このクラスのベンチマークであるフォルクスワーゲン ゴルフも新型(8代目)が2021年夏に日本導入されて間もないが、新型308は日本でもヨーロッパでもゴルフの最大のライバルになることは間違いなさそうだ。
■プジョー308GT HYBRID(欧州仕様) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4367×1850×1441mm
●ホイールベース:2675mm
●車両重量:1630kg
●エンジン:直4 DOHCターボ+モーター
●総排気量:1598cc
●最高出力:132kW(180ps)/6000rpm
●最大トルク:300Nm/3000rpm
●モーター最高出力:81kW(110ps)
●モーター最大トルク:320Nm
●トランスミッション:8速AT(e-EAT8)
●駆動方式:FF
●タイヤサイズ:225/40R18