人気急上昇中のSUVカテゴリーにあって、フォルクスワーゲンの新世代SUV「Tクロス(T-Cross)」が輸入車SUVの新車登録台数で第1位を獲得した。人気の秘密はどうやら「いろんなところが日本人好みだから・・・」らしい。果たして日本のユーザーはTクロスのどんな魅力に心惹かれたのだろうか。(※掲載車両はTSI スタイル。Motor Magazine 2021年8月号掲載車)

フォルクスワーゲンの新世代SUVたちがワン・ツーに輝く

画像: Motor Magazine 2021年8月号で勢ぞろいした3台が、めでたく輸入車販売ランキング上位を独占した。

Motor Magazine 2021年8月号で勢ぞろいした3台が、めでたく輸入車販売ランキング上位を独占した。

日本自動車輸入組合(JAIA)発表の2021年度上半期(1月~6月)のモデル別新車登録台数ランキングによると、トップ10中5つのモデルシリーズがSUVを占めている。そこでは、フォルクスワーゲンの新世代SUVを含む3車種がランクイン。Tクロスが第2位、Tロックが第5位、ポロが第8位にそれぞれ輝いた。

◎2021年1~6月 輸入車 モデル名別販売台数ラインキング(JAIA調べ)
1位 BMW MINIシリーズ 9135台
2位 フォルクスワーゲン Tクロス 5193台
3位 BMW 3シリーズ 4566台
4位 ボルボ 60シリーズ 4145台
5位 フォルクスワーゲン Tロック 3854台
6位 メルセデス・ベンツ Aクラス 3838台
7位 ジープ ラングラー 3749台
8位 フォルクスワーゲン ポロ 3578台
9位 ボルボ 40シリーズ 3368台
10位 メルセデス・ベンツ GLB 3123台

JAIAのデータは、同一の車名はボディ形状に関わらず合算されたもの。たとえば第1位のBMW MINIは3ドア、5ドア、コンバーチブル、クラブマン、クロスオーバーの4車型を合算した総数だ。つまり純粋にSUVのみで見ると、Tクロスが日本でもっとも売れた輸入車SUVということになる。

同様に考えればTロックは、純SUVとしては第2位にランクイン。どちらも2020年に日本デビューを果たしたばかりだが、フォルクスワーゲンの新世代SUVたちが日本でも積極的に受け入れられていることがわかるだろう。

それでは果たして彼らのどんな魅力が、日本のユーザーに支持されているのか・・・一番人気のTクロスのアピールポイントを、チェックしてみたいと思う。

コンパクトなのに上級感あふれるデザイン性能

画像: 全長は4115mmと国産SUVと比べても非常にコンパクトにまとめられている。

全長は4115mmと国産SUVと比べても非常にコンパクトにまとめられている。

フォルクスワーゲンは現在、この2台にティグアンを加えた3種類のSUVを日本で販売している。Tクロスはその中で、もっともボディサイズが小さく、エンジン排気量も最小、車両価格も286万7000円(TSI アクティブ)から、といろいろな意味でコストパフォーマンスの高いエントリーモデルだ。

ベースとなるポロの1Lモデルと比べると最大で60万円ほどの価格差があるけれど、並べてみると格上感はそれ以上に感じられる。ホイールベースこそ同一だが、Tクロスの全長は55mm長く全高が130mmほど高められていることから存在感の強さは圧倒的だし、実際に運転席に座った時の印象もより上のクラスのモデルに乗っているように思える。

標準装着のタイヤはポロより1インチ大きな205/55R17で、やはり1クラス上の風格を漂わせている。標準装備のシルバールーフレール(TSI アクティブを除く)とあいまって、コンパクトでありながらタフな印象もしっかりアピールしている。

国産人気SUVを凌ぐ扱いやすさと実用性

画像: 単独で見れば大柄に見えるTクロス(左)だが、兄貴分のTロックと比べるとやはり「コンパクト」。

単独で見れば大柄に見えるTクロス(左)だが、兄貴分のTロックと比べるとやはり「コンパクト」。

強い存在感を放ちながらもTクロスのディメンジョンはまさに「コンパクト」だ。全長×全幅×全高はそれぞれ4115×1760×1580mm。このサイズは国産SUVの中でも人気の高いトヨタC-HRよりも全長が200mmほど短く、左右幅はほぼ変わらない。全長は30mmほどTクロスが高いが、立体駐車場にもギリギリ入る可能性を残している。

狭い道などでの取り回しの目安となる最小回転半径は、C-HRの5.2mに対してTクロスは5.1mとほぼ変わらず。SUVらしい比較的スクエアなフォルムはフロントの見切りも良好だし、後方視界もしっかり確保されている。高い視界とあいまって、日本の道路環境でも非常に運転がしやすい印象だ。

また、コンパクトなボディサイズでありながら 広々とした居住性とクラストップレベルの荷室容量が確保されていることも嬉しいポイントだろう。5名乗車で455L、2名なら1281Lというラゲッジスペースは、C-HRと比べても10~30%ほど余裕がある。

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