デビュー以来、販売台数続いているトヨタのコンパクトSUV「ヤリスクロス」。その秘密を探るべく、「ドライブグルメ」のライターでもある鈴木ケンイチ レポーターが、ヤリスクロスとヤリスを乗り比べてみた。

荷物も人もヤリスクロスなら余裕しゃくしゃく

画像: ヤリスクロスの荷室容量は390L、荷室幅1400mm、荷室長820mmはクラストップレベル。

ヤリスクロスの荷室容量は390L、荷室幅1400mm、荷室長820mmはクラストップレベル。

そして、最後の大きな違いが荷室だ。これはもう、ヤリスクロスが圧倒的に広い。奥行きも高さもたっぷりある。しかも電動開閉機能までも用意されている。また、後席に座ったときの快適度もヤリスクロスが上だ。つまり、3人以上で移動したり、荷物を運ぶというのであれば、文句なしでヤリスクロスが良いとなる。

結局のところ、ヤリスクロスとヤリスを比較してみれば、ヤリスクロスは乗ったときの車格感が高く、走り味は穏やかで燃費性能も抜群に良いということ。そして、SUVならではの使い勝手の良さもある。つまるところ、サイズはコンパクトだが、良いモノ感があり、使いやすい。それがヤリスクロスであったのだ。売れるのも納得というわけだ。(文と写真:鈴木ケンイチ)

■トヨタ ヤリスクロス ハイブリッドZ(4WD) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4180×1765×1590mm
●ホイールベース:2560mm
●車両重量:1270kg
●エンジン:直3 DOHC+モーター
●総排気量:1490cc
●エンジン最高出力:67kW(91ps)/5500rpm
●エンジン最大トルク:120Nm(12.2kgm)/3800-4800rpm
●モーター最高出力:59kW(80ps)+3.9kW(5.3ps)
●モーター最大トルク:141Nm(14.4kgm)+52Nm(5.3kgm)
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:フロント横置き4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・36L
●WLTCモード燃費:26km/L
●タイヤサイズ:215/50R18
●車両価格(税込):281万5000円

■トヨタ ヤリス 1.5Z 主要諸元

●全長×全幅×全高:3940×1695×1500mm
●ホイールベース:2550mm
●車両重量:1020kg
●エンジン:直3 DOHC
●総排気量:1490cc
●最高出力:88kW(120ps)/6600rpm
●最大トルク:145Nm(14.8kgm)/4800-5200rpm
●トランスミッション:CVT
●駆動方式:横置きFF
●燃料・タンク容量:レギュラー・40L
●WLTCモード燃費:21.6km/L
●タイヤサイズ:185/60R15
●車両価格(税込):197万1000円

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