かねてから印象的な外装、先進的なインテリアなどのティザー画像が公開されていた新型SLがついに、正式デビューの瞬間を迎えた。日本時間で2021年10月28日(木)23時、伝統あるラグジュアリースポーツクーペのレジェンドがAMGのテクノロジーを投入されて、70周年を前に新たなステージに立つ。ここではまず、基本的な見どころをチェックしていこう。

イントロダクション「70歳」のハッピーバースデーを前に劇的進化

画像: 上級グレードのSL 63 4MATIC+。0→100km/h加速は3.9秒。最高速度は315km/hに達する。

上級グレードのSL 63 4MATIC+。0→100km/h加速は3.9秒。最高速度は315km/hに達する。

新型SLにとって最大の変化はおそらく、メルセデスAMGがその開発を手掛けてきた、ということにつきる。

ブランドとしての「Mercedes-AMG」がメルセデス・ベンツのスポーツ&ラグジュアリーイメージのアイコンとして定着し、たとえば「GTシリーズ」がそのイメージリーダーとして君臨している中で、実はSLの立ち位置は微妙なものがあったと思う。

だが、2022年3月12日に迎える70回目のバースデーを前に新たな晴れ舞台を用意されたことは、往年の「SL」に思い入れあるファンにとってはまさに「Happy!」な祝いごととなったはずだ。日本流に言えば「古希」の節目を迎えるわけだが、新型の進化は年月を経る中での「熟成」の域を超越しているように思える。

初代W194にはじまるレーシングマシン譲りの「速さ」、W121が開いたオープントップの「華麗さ」、W198のシートベルト装着から急速に高まる「先進の安全性」など、これまで代々のSLが築き上げてきたイメージのすべてがかつてないランクアップを果たしているのだ。

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