セレナやリーフ、エクストレイルなど日産車を専門にカスタマイズしてきた日産直系のオーテックがノートのクロスオーバーSUV「ノート オーテック クロスオーバー(NISSAN NOTE AUTECH CROSSOVER) 」をリリースした。(Motor Magazine2021年12月号より)

最低地上高が標準車より25mmアップ

オーテックジャパンは、ベース車の持つバランスの良さを活かした日産直系のカスタマイズメーカーで、これまでにもセレナやリーフ、エルグランド、エクストレイルなど日産車を専門にプレミアムかつスポーティなクルマづくりに取り組んできた。そんなオーテックが新たに新型ノートを流行のSUV風にカスタマイズした「ノート オーテック クロスオーバー」をリリースした。

外観の特徴は、オーテックファミリーの証となるドットパターンのフロントグリルやブルーのLEDシグネチャー、メタル調フィニッシュドアミラーなどである。そして専用サスペンションやタイヤの大径化により最低地上高を標準車のノートよりも25mmアップし、さまざまな路面への対応力を向上、専用デザインのアルミホイール、ホイールアーチガーニッシュ、ルーフレールなども装着され、ひと味もふた味も違ったノートに仕上がっている。

内装では、柔らかな触り心地のレザレットシート地や鮮やかな木目が特徴の紫檀(シタン)柄のインパネなどいかにもオーテックらしい高級感が演出されている。

画像: サイドシルプロテクターやホイールアーチガーニッシュ、ルーフレールモールなど専用アイテムを装備。

サイドシルプロテクターやホイールアーチガーニッシュ、ルーフレールモールなど専用アイテムを装備。

試乗したのは2WDと4WD。ともに専用サスペンションを採用し、前後のショックアブソーバーの減衰力も専用セッティングされている。今回は、設定されたコースで加速&ハンドリング性能、直進安定性などを確認した。

路面のいいテストコースでの試乗ではあったが、スポーティな乗り心地やドライバーの操作に忠実なハンドリング性能によるオーテックらしいスポーティな走りが味わえた。次はオフロードも走ってみたいと思わせるクルマだった。

ちなみにオーテック車の購入者の多くはボディカラーにオーテックブルーを選択し、その割合はセレナやエクストレイルなどどのモデルも50%を超えているというが、このノート オーテック クロスオーバーでは、全8色のカラーバリエーションを用意し、より多くのユーザーに対応できるようになった。いずれにしろ選択肢が広がるのはいいことである。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:井上雅行)

画像: 鮮やかな木目の紫檀(シタン)柄インパネや上質な素材を採用した内装は高級感も演出されている。

鮮やかな木目の紫檀(シタン)柄インパネや上質な素材を採用した内装は高級感も演出されている。

日産 ノート オーテック クロスオーバーX 主要諸元

●全長×全幅×全高:4045×1700×1545mm
●ホイールベース:2580mm
●車両重量:1240kg
●エンジン:直3 DOHC+モーター
●総排気量:1198cc
●最高出力:60kW(82ps)/6000rpm
●最大トルク:103Nm/4800rpm
●モーター最高出力:85kW(116ps)/2900-10341rpm
●モーター最大トルク:280Nm/0-2900rpm
●トランスミッション:-
●駆動方式:FWD
●燃料・タンク容量:レギュラー・36L
●WLTCモード燃費:28.4km/L
●タイヤサイズ:185/60R16
●車両価格(税込):253万7700円

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