フォルクスワーゲンの主力モデルであるポロがフェイスリフトを受けた。エクステリアにはゴルフに通じる最新のデザインと機能が与えられ、これまで以上に強い商品力を獲得している。(Motor Magazine 2022年1月号より)

ライト類のデザインと機能が大幅にグレードアップ

1975年に登場したフォルクスワーゲン ポロは、拡大戦略のためにフランス車やイタリア車に対抗してわずか3年以内で開発されたアウディ50のフォルクスワーゲン版だった。全長3.5mとコンパクトでゴルフの弟分としての大役が果たせるか疑問視されていたが、初代(タイプ86)は3ボックスのダービーを含め110万台を販売。その後、ゴルフに次ぐベストセリングカーとして、総生産台数は2000万台を超え、同社の屋台骨を担うほどに成長した。

2017年に登場した6世代目の現行ポロの全長は4m超にまで成長、国産サブコンパクトモデルよりもひとまわり大きくなった。そして4年目に入り、ビッグフェイスリフトを受けた2021年モデルが誕生した。

ドイツで販売されているポロには「ポロ(スタンダード)」、「ライフ」、「スタイル」そして「Rライン」の種類のトリムがあるが、試乗車は「Rライン」だ。この仕様の特徴は2本のデイドライビングライトを持った細長いLEDヘッドライトユニットで、グリル下のライトラインが左右のライトをつなげている。

画像: 従来型と同じくプラットフォームはMQBを採用する。全長が4074mmとなり、わずかに延長されている。

従来型と同じくプラットフォームはMQBを採用する。全長が4074mmとなり、わずかに延長されている。

また対向車への幻惑を防止すると同時に視界を確保するIQ LEDマトリックスヘッドライトシステムもオプションで用意されている。またRライン専用デザインの17インチホイールが装着されスポーティな印象だ。一方、リアデザインも大きく変わり、LEDリアコンビネーションライトが標準装備される。

インテリアはわずかにデザインが変わったステアリングホイール以外に大きな違いは見当たらない。正面のコクピットディスプレイはスタンダードでは8インチだがRラインでは10.25インチへアップされている。さらにMIB-2をベースにしたインフォテインメントはゴルフ同様に充実しており、9.2インチのタッチディスプレイが組み合わされている。

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