【特集】グランドコンセプトを「爽快」として登場した11代目のホンダ シビックをチェック

内外装を進化させ、まずは1.5Lターボのみを設定

ホンダを代表する車種のひとつ「シビック」は初代が1972年発売。つまり、2022年には生誕50周年を迎える。11代目となる新型シビックは、ボディ形状は5ドア ハッチバックだが、リアクオーターウインドーも備えたロー＆ワイドなスタイルは、5ドアクーペ的な美しいプロポーションだ。

グランドコンセプトを「爽快」とした新型シビックは、インテリアも「爽快な朝」をテーマに開発された。水平基調のインテリアはガラスエリアもスクエアで視界は良好。上下の目線移動を抑えたインターフェースや5度傾けたシフトレバーなど、運転席まわりの機能操作を重視している。また従来型より延長されたホイールベースで室内の居住性は向上している。

現在のところ、パワートレーンは最高出力182psと最大トルク240Nmを発生する1.5LのVTEC ターボエンジンのみ。組み合わされるトランスミッションは、6速MTとCVTが設定されている。駆動方式はFFだけだ。

先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」をはじめ、左右独立フルオートエアコンや運転席8ウエイ／助手席4ウエイ パワーシート、BOSE プレミアムサウンドシステム（EX）、スマホ連動ホンダコネクト対応ディスプレイなど、安全＆快適装備も充実している。

なお、2022年内にはハイブリッドの「e：HEV」とハイパフォーマンスバージョンの「タイプR」も登場する予定だ。

■ホンダ シビック EX　主要諸元

●全長×全幅×全高：4550×1800×1415mm
●ホイールベース：2735mm
●車両重量：1340kg＜CVT仕様は1370kg＞
●エンジン：直4 DOHCターボ
●総排気量：1496cc
●最高出力：134kW（182ps）／6000rpm
●最大トルク：240Nm（24.5kgm）／1700−4500rpm
●トランスミッション：6速MT／CVT
●駆動方式：横置きFF
●燃料・タンク容量：プレミアム・47L
●WLTCモード燃費：16.3km／L
●タイヤサイズ：235／40R18
●車両価格（税込）：353万9800円＜CVT仕様も同額＞

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ホンダ シビックは1972年に登場した初代以来、約半世紀にわたり世界170カ国以上、2700万台が世界で販売されてきた。その50年の歴史の中で10世代ものシビックが誕生し、そして2021年に11代目が登場した。そんなホンダ シビックは、2022年に誕生50周年を迎える。そこで11代目シビックの開発責任者である佐藤洋介さんに進化や本質を、また3代目シビックのオーナーの上山雄寛さんや10代目シビックオーナーの岡崎大河さんを交えて、その魅力について語り合ってもらった。

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ホンダ シビック 写真蔵15