2014年にデビューし、レクサスの人気モデルに成長したNXにフルモデルチェンジが施された。新型は、次世代レクサスの第1弾として登場。レクサスの電動化ビジョン「Lexus Electrified」のもとブランド初のPHEVとなるNX450+をラインナップに加え、商品力もさらに強化されている。(Motor Magazine 2022年2月号より)

EV走行可能距離も長く、走りながらの充電も可能

今回の試乗車は、NX450h+“バージョンL”である。ボディカラーは新設定されたソニッククロム、インテリアカラーはブラック&リッチクリームとなる。この色、とてもNXに似合っている。自分で選ぶなら、これにするだろう。

画像: ドライブモードは「EV」、「AUTO EV/HV」、「HV」、「セルフチャージ」の4つを用意。給電装置も装備する。

ドライブモードは「EV」、「AUTO EV/HV」、「HV」、「セルフチャージ」の4つを用意。給電装置も装備する。

装着オプションは、パノラミックビューモニター、パーキングサポートブレーキ、デジタルインナーミラー、デジタルキーなどで、車両価格を含めて総額で781万7600円となる仕様だ。

パワートレーンは、2.5L直4エンジンに総電力量18.1kWhのリチウムイオンバッテリー、フロントとリアにモーターを搭載、システム最高出力309psを発生する。EV航続距離は約90km、HEV走行を含む航続距離は1000km以上を実現する。

走行モードは、デフォルトの「EV」、EV走行をメインとしながら状況に応じてエンジンを始動させる「AUTO EV/HV」、システムの状況によってエンジンが始動する「HV」、エンジンで走りながら発電し充電できる「セルフチャージ」の4つが用意される。場所や状況によって走行モードを選べるのはとても便利で、バッテリーマネジメントはこうした電動化車の面白さだが、それを積極的にしたくなるのも新世代のレクサスに相応しいと感じられた。

新型NXは「次世代レクサスの礎となる走りにした」、「走っては直すを繰り返しアジャイルに開発してきた」とチーフエンジニアの加藤武明氏は言う。その成果は走るとよくわかる。雑味のないすっきりとしたレクサスらしい走り味がさらに深化していてとても好印象である。もともと高い静粛性もさらに向上しているようだ。

ADASの進化にも触れたかったが紙幅が尽きたのでこれについてはまたの機会にする。が、新機能、新技術が満載され、レクサスの新たな方向性を見せてくれた新型NXの成功は約束されているだろう。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:永元秀和)

レクサス450h+version L”主要諸元

●全長×全幅×全高:4660×1865×1660mm
●ホイールベース:2690mm
●車両重量:2010kg
●エンジン:直4DOHC+モーター
●総排気量:2487cc
●最高出力:136kW(185ps)/6000rpm
●最大トルク:228Nm/3600-3700rpm
●モーター最高出力:前134kW(182ps)、後40kW(542ps)
●モーター最大トルク:前270Nm、後121Nm
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・55L
●WLTCモード燃費:19.8km/L
●タイヤサイズ:235/50R20
●車両価格(税込):714万円

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